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回复:安能务著《封神演义》中文版

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しかし、やっかいなことが一つ持ちあがる。はげしい地行術の習練で土に磨かれて、いやでも逞ましく鍛えあげられた「宝貝」が、日暮れとともに勝手な蠢動を始めたのだ。しかも百年の間抑圧されていたから、その蠢動はことのほかに奔放である。土行孫はその扱いに困り果てた。
但土行孙现在有一件麻烦事。在地行术的激烈习练中,他的“宝贝”不断被泥土磨练。如今他即使再不喜欢,这件“宝贝”也变得十分强壮了。每当日暮降临之时,他的宝贝就开始随意蠢动(蠕蠕而动)起来。而且这种蠢动一直被土行孙压抑了百年,如今除了让它奔放(尽情流露,不受拘束)以外,土行孙是束手无策的。
罪の一端は、やはり申公豹が作ったようなものである。もともと土行孫は、比較对照の相手がないまま、自分の「宝貝」の出来具合に関心を向けたことはなかった。それを「異常に発達した見事な“宝貝”だ」と指摘されて開眼したのである。開眼させられると、意識して、妙な気分になった。夜になると思い出しては誇らしげに眺めまわしたり、撫でまわしてみたりする。それがさらに妙な蠢動を助長した。
这罪孽的一端,似乎还真是申公豹的杰作。本来土行孙无法和别人互相对比“宝贝”的大小长短,更从未关注过自家“宝贝”的发育情况。然而申公豹直接指出,土行孙拥有“异常发达的漂亮的‘宝贝’”,让土行孙开了眼界。如今土行孙一睁开眼睛,就意识到自己的“宝贝”十分漂亮。他的想法,自然也慢慢变得奇怪起来。每当夜晚之时,土行孙一想起来,就会洋洋得意地四处眺望,同时还在“宝贝”四周不断抚摸着。
その蠢動は当然に安眠を妨げる。眠れない夜がつづいた。それで、枕元の鞭で蠢動を止めさせようと、思いきり折檻したことがある。しかし、カチンと鞭をはじき返して、萎れるどころか逆にいきり立った。
这种蠢动当然会妨碍睡眠。如今土行孙已经有好几晚持续失眠了。为了阻止“宝贝”的蠢动,他决定放开胆子,用枕边的鞭子将“宝贝”狠狠地打一顿。可当他挥下鞭子之时,喀擦一声响,“宝贝”不但没有萎下来,反而气势汹汹地站了起来,还将鞭子给弹了回去。
実際には、土行孫の焦立ちの原因は别なところにある。噂はたっぷり聴かされたが、土行孫はまだ申公豹が彼のために「予约」した「乗物」の姿を、チラリ垣間見る機会にすら恵まれていなかった。いくども、帥府の奥にある彼女の寝室に地下から潜入して、その姿を拝みがてら、せめて匂いでも嗅いでこよう、と思ったことがある。しかし「焦ってどんぶりを壞すなよ」と申公豹に注意されていたのを思い出して、じっと我慢した。
实际上,土行孙焦躁的原因还有别的地方。尽管听到了许多流言蜚语,但土行孙还是没有亲眼见到申公豹为他所指的“乘物”的身影,连在一瞬间看一眼的机会都没有。曾几何时,土行孙也想过,从地下潜入至帅府深处,直至邓婵玉的卧室。这样的话,在看一看她的身姿的同时,至少也能闻一闻她的香味吧?但是,“不要由于心急而把大碗给摔碎了!”土行孙一想起申公豹的提醒,还是把这个念头给忍耐了下来。
悶々のうちにひと月がすぎる。ある日突然に朝歌から白旄、黄鉞をたずさえた勅使が三山関に到着した。白旄、黄鉞は言わずと知れた朝命による遠征軍の標識である。三山関の総兵に西岐征討の勅命が下されたのだ。
就这样,土行孙闷闷不乐地过了一个月。突然有一天,携带着白旄、黄钺的敕使从朝歌出发,来到了三山关。不言而喻,白旄、黄钺是朝歌任命的远征军的标志。很快敕使就向三山关总兵下达了征伐西岐的敕令。
太師聞仲が戦死し、その遠征軍が全滅したとは信じがたいことである。その聞太師すらが失敗した西岐の征討を命ぜられて、鄧九公の心は重かった。しかし土行孫は「立派な働き」つまり武勲を立てるチャンスの到来と、小躍りする。
太师闻仲战死!远征军全军覆没!这消息令人难以置信。目前,奉命去征伐西岐的将领,包括闻太师都已经完全失败了。这让邓九公的心情无比沉重。然而土行孙却知道,他终于能完成“出色的工作”了。也就是说,他建立武功的机会已经到来了。为此,土行孙不由得雀跃不已。


IP属地:安徽来自Android客户端65楼2020-01-11 09:03
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    間もなく新任の三山関総兵張山が兵を率いて着任した。鄧九公は張山に関門と帥府のカギを渡し、引き継ぎをすませて、遠征軍の編制に取りかかる。旧三山関の守備軍十万が、そのまま遠征軍に衣替えされた。
    不久后,新任三山关总兵张山率兵上任。邓九公将关口大门以及帅府的钥匙交给了张山。二人交接完毕后,邓九公开始着手编制远征军。就这样,旧三山关的十万守备军,光荣地换上了远征军的衣服
    まず、先行官太鸞、副先行官鄧秀(鄧九公の実子)が前軍を指揮して出発する。鄧九公と娘の鄧婵玉の率いる中軍が続く。その後に趙昇、孫焰紅の両将が指揮する後軍がしたがった。「五軍督粮使」に任じられた土行孫が後尾につく。またもや(それも予備軍の)粮秣輸送係である。
    首先,先行官太鸾、副先行官邓秀(邓九公的亲生子)指挥前军出发,其后邓九公和他的女儿邓婵玉率领中军开拔。接下来,赵升和孙焰红也指挥后军跟上了,而土行孙则是被任命为“五军督粮使”,也就还是粮草运输员(那也是预备军)跟在了最后。
    遠征軍は急いで三山関を離れた。しかし、ゆっくりとひと月余りをかけて西岐城に到着する。そして、西岐城下の東門に野営を築いた。
    远征军匆忙离开了三山关,可他们也花了一个多月才到达西岐城。很快,邓九公便在西岐城下的东门处安营扎寨了。


    IP属地:安徽来自Android客户端66楼2020-01-11 09:03
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      楼主能发原文件吗


      IP属地:河北来自Android客户端67楼2020-01-11 13:09
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        杨戬找龙吉公主那一段。。。


        IP属地:北京68楼2020-01-16 20:38
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          还有吗,期待更新


          IP属地:浙江70楼2020-02-16 22:17
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            土行孙跟黑点虎互动很有趣呢哈哈。(非常期待杨戬龙吉公主的部分。


            来自iPhone客户端71楼2020-02-19 10:22
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              第四五回 燃燈道人が十絕陣破りを議す
              第四五回 燃灯议破十绝阵
              中空から落下した「太極図」を拾い上げて、姚天君は笑いが止まらなかった。鬼が鉄棒を拾ったようなものである。
              姚天君笑个不停,仿佛似猛鬼拾得铁棒一般,捡起了从空中落下的“太极图”。
              「これが仙界随一の至宝か!」と、しきりに撫でまわす。まずは仕掛けを拝見しようと、広げかけた。
              “这就是仙界第一的至宝啊!”姚天君不停抚摸着太极图,赞叹道。此时的他,只想先见识一下太极图内的机关,便迫不及待地想将这件宝贝展开。
              「開けるんじゃない!」と突然中空から声がかかる。見上げると、赤精子と入れ違いに白い虎がそこにいた。
              “千万别打开!”一道厉喝声突然从空中传来。姚天君抬头一看,一头白虎与赤精子擦肩而过,出现在他的面前。
              「黙ってそれをオレに渡してくれないか」と申公豹が手を差し出す。
              “(黑点虎),你别说话!话说姚天君,你能把那个宝贝交给我吗?”申公豹直接向姚天君伸出了手。
              「なぜ?」と姚天君は反射的に太極図を引っこめた。
              “为什么?”姚天君反射性地将太极图收回去了。
              「太上老君の宝貝だぞ」
              “这是太上老君的宝贝。”
              「知ってるさ。だから、どうした?」
              “我知道。所以,你想干什么?”
              「すでに言ったが、太上老君を敵にまわすでない」
              “我之前已经说过了,你们不要以太上老君为敌。”
              「拾ったのだ。盗ったんじゃない」
              “太极图是我捡到的,又不是偷到的。”
              「同じことだ。かえしなさい」
              “一码事来的!快把它还给我!”
              「よけいな干涉は、ほどほどにしないか」
              “申公豹,你别要多管闲事!还请适可而止!”
              「ものわかりのわるいご仁だ。皆殺しになってもよいのか」
              “你真是个不懂事的人!说实话,就算你们全都被阐教的人杀光,也跟我没关系!”
              「いや、そうなっては困るからこそ、かえさない」
              “不对!我正是因为为难于此事,才不打算将太极图还给你的。”
              「相手を一体どなたと心得ているのじゃ。その気になられたら、お前さん一人じゃない、一聖九君が束になっても、ひと捻りだぞ」
              “你真的知道他们的来历吗?如果你知道的话,别说你一个人,就算你们一圣九君一起上,也得费一番功夫才有可能搞定啊!”
              「そのときには、この宝貝を使うさ」
              “到那时,我只要用这个宝贝就行了。”
              「そうはいくまい。まずそれを使うときの口訣(呪文)を知らないじゃろ」
              “那可不行!你要先知道使用太极图的口诀(咒文)啊!”
              「なに心配はいらん。赤精子を捕えてドロを吐かせるさ」
              “何必担心?待我将赤精子捉住,便让他把肚子里的泥巴也都吐出来!”
              「なにもわかっちゃいないんだね。お前さんたちの教主さますら、二目も三目もおいているお方じゃぞ」
              “你怎么什么都不懂呢?别说太上老君了,你这样做,可还有把元始天尊和通天教主放在眼里?”
              「それはそうだ。こんな秘宝を持っておれば、誰だって一目や二目はおかざるをえまい」
              “你说得没错。不过,要是能拥有太极图这样的秘宝,无论是谁都会先把太上老君和元始天尊的想法抛诸脑后吧?”
              「まったく話にもならん!」と申公豹は憤然として落魂陣を出た。その足で轅門を入り、そして、秦天君とその仲間たちの説得にかかる。しかし依然として埒はあかなかった。要するに——転がりこんだ宝である。むざむざ手放すバカはいない——というわけである。
              “你……简直不像话!”申公豹愤然走出了落魂阵。他步入辕门,准备去说服秦天君和他的同伴们,但最终还是没有什么进展。总而言之——没有哪个傻瓜愿意轻易将这半空中掉下来的宝贝还给他——就是这样。
              「転がりこんだのではないのだぞ。世の中に书獃子(学者バカ)というのがいるが、お前さんたちは仙獃子(仙人バカ)だ。考えてもみよ。姜子牙のそばに、あの哪吒がいる。彼は太乙真人の弟子だが、もともと人間ではなくて、つまり蓮花化身の霊珠だから、魂魄を持たない。抜き取られる魂魄を持たないから、彼なら平気で落魂陣に入ることができる。だのに、草人を奪うことを彼にまかせず、なぜ、赤精子が自ら手を出さねばならなかったか?そのわけを考えてみろ」と申公豹は言った。
              “太极图不是凭空从天上掉下来的!要是世界上有书呆子(笨蛋学者)这种说法的话,你们这些家伙就是仙呆子(笨蛋仙人)!想想看吧!姜子牙的身旁可是有哪吒这样的杀神!哪吒是太乙真人的弟子,原本就不是人类,而是莲花化身的灵珠,没有魂魄。由于没有可以被拔取的魂魄,要是他出手,可是能毫不在乎地进入落魂阵的!但是为什么元始天尊不让哪吒去夺取草人,而是派赤精子亲自出手呢?他有必须出手的理由吗?请你们认真考虑下那个理由好吗?”申公豹道。


              IP属地:安徽来自Android客户端72楼2020-02-19 22:01
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                「うむ、なるほど、それはおかしい」と秦天君がうなずく。
                “嗯!原来如此啊!的确很奇怪!”秦天君点头道。
                申公豹が続けた。
                申公豹接连解释道。
                「それにあのときは慌てたからとはいえ、赤精子はそれほどまでに、そそっかしくはない。いや、それより彼が一度は草人を奪うことに失敗した、ということすら芝居くさいのだ。あれは玉虚宫の十二大弟子の中でも傑出した仙人だ。わざわざ太極図を借り出さずとも、他に手段はあったに違いない。それを彼は、いきなり玄都へ借りにいった。しかも、それは彼の一存によったのではない」
                “而且,尽管那时赤精子有点慌,但他事实上并不是那么粗心大意的人。不!比起太极图的丢失,赤精子曾在落魂阵中一度夺走过草人,但最后还是‘失败’了。你们不觉得他是在演戏吗?赤精子是玉虚宫十二大弟子中的杰出仙人啊!即使他不特意从玄都借出太极图,也一定还有其他手段。可他还是突然去玄都借了那件宝贝,而且我认为,那并不是他自己的主意。”
                「なるほど、からくりがあるかも知れないね」と、秦天君が再び合槌を打つ。
                “原来如此!也许这其中有什么机关吧?”秦天君再度点头道。
                「その通りだ。悪いことはいわん。老君のものは老君にかえせ。お前さんたち自身のために、だ」
                “就是那样!先不说会有什么坏事发生,老君的东西还是应该先还给他,哪怕是为了你们自己也好啊!”
                「うむ」と秦天君は一同を見まわした。が、九人とも申し合わせたかのように、首を横にふる。
                “嗯!”秦天君环视着大家,可其余九人就像商量好似的,一同摇起头来。
                「せっかくだが、とうてい希望にはそえられない」と姚天君が言った。
                “我好不容易才得到太极图,却是无论如何也满足不了你的愿望了。”姚天君道。
                「もうなにも言うまい。だが、いみじくも老君が教えた——人々は生路を步もうと願いながら、知らずに死路を走っている——と。お前さんたちは、まさしくそのお言葉を証明しようとしている。まあ、しかし一応はオレにも責任があるから、最後に一言いっておく。お前さんたちは生きて金鰲島には帰れない。つまり、間違いなくここで死ぬ。死期に及んで恨むなよ」と申公豹は立ち去って、空のかなたに消えた。
                “我也不多说什么了!但是老君有一句话要我转达给你们——世人都祈祷自己能找到一条生路,但他们往往在不知不觉中走上了死路——你们这些家伙,很快就要亲身体会到这句话的!不过,你们能落得如此下场,我也是要负点责任的!最后再说一句,你们无法活着回到金鳌岛,也就是说,你们肯定会死在这里!万一你们死到临头了,可不要恨我!”申公豹说完便驾虎离去,刹那间便消失在天边了。
                申公豹が西岐城下を離れるとまもなく、二仙山麻姑洞の黄竜真人が西岐城に姿を現わす。
                申公豹离开西岐城下不久后,二仙山麻姑洞的黄龙真人也在西岐城出现了。
                「玉虚宫の符命により下山した」と黄竜真人は来意を告げた。それと聞いて、スネに傷のあった赤精子が色をなす。
                “我也奉玉虚宫的符命下山了。”黄龙真人将来意告知给大家。听到黄龙真人的声音后,小腿上有伤的赤精子也变得神情严肃了起来。
                「貧道に、なにか沙汰でもあったのか?」
                “贫道无能,是要向我传达什么消息吗?莫不是要将我逐出道门?”
                「いや、别にない。それよりわれらが殺戒を破るときが、いよいよ来た。まもなく三山五岳の道友が、やはり符命を受けて集まってくる。城の中では、なにかと具合がわるい。東門の外に”蘆蓬蓆殿(茅葺きの斎亭)” を築いて道友たちを迎えよ、との符命を伝えるためにまかり越した」と黄竜真人が言う。姜子牙はさっそく南宫适と武吉に、広大な蘆蓬の造築を命じた。楊戩が幽界の鬼工(職人、つまり千二百人の草頭神です)を動員して手伝わせる。
                “不!你没什么大不了的事!比起那个,我们破杀戒的时刻终于要来了!不久后,三山五岳的道友们,都会奉玉虚宫的符命而在这里相聚!可若是我们在城中相见,总觉得心里面会有些不舒服。因此,你们应该在东门外筑起芦蓬席殿(用茅草修葺的斋亭)来迎接道友们。说实话,我正是为了传达这道符命而提前过来的,实在不好意思啊!”黄龙真人道。姜子牙立刻命令南宫适和武吉率兵士去建造广大的芦蓬,而杨戬也动员了幽界的鬼工(工匠,也即一千二百位草头神)给予必要的帮助。
                蘆蓬はまもなく完工した。姜子牙は城内の采配を黄飛虎にまかせる。そして赤精子、黄竜真人と蘆蓬に移った。金吒、木吒、哪吒、黄天化、雷震子、韓毒竜、薛悪虎は階下の詰所に入る。楊戩が連絡係を務めた。
                没过一会儿,芦蓬就已经完工了。姜子牙将城内的指挥权交给黄飞虎,让他自行处理军务,然后他便与赤精子和黄龙真人转移至芦蓬之中。金吒、木吒、哪吒、黄天化、雷震子、韩毒龙以及薛恶虎也都进到楼下的值班室执勤去了。至于杨戬,则成为了负责沟通芦蓬与西岐城的联络员。


                IP属地:安徽来自Android客户端73楼2020-02-19 22:02
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                  待つ間もなく、玉虚宫門下の仙人たちが踵を接して姿を現わす。ついに崑崙十二大仙が蘆蓬に揃った。
                  没等多久,玉虚宫门下的仙人们就接踵而至。终于,昆仑十二大仙们在芦蓬内聚齐了。
                  九仙山-桃源洞——広成子
                  太華山-雲霄洞——赤精子
                  二仙山-麻姑洞——黄竜真人
                  乾元山-金光洞——太乙真人
                  玉泉山-金霞洞——玉鼎真人
                  崆峒山-元陽洞——霊宝大法師
                  金庭山-玉屋洞——道行天尊
                  青峯山-紫陽洞——清虚道德真君
                  夾竜山-飛雲洞——懼留孫(のちに釈門に入り、成仏する/后来入释门成佛)
                  五竜山-雲霓洞——文殊広法天尊(同じく文殊菩薩となる/同样的,成为了文殊菩萨)
                  普陀山-落伽洞——慈航道人(同樣に、観世音大士となる/同样的,成为了观世音大士)
                  九功山-白鶴洞——普賢真人(やはり後に普賢菩薩となる/后来还是成为了普贤菩萨)
                  ひと足おくれて、十二大弟子とは别格の仙首——靈鷲山、元覚洞の燃燈道人が姿を現わす。
                  稍晚一步,一位与玉虚宫寻常的十二大弟子不同的仙首——灵鹫山元觉洞的燃灯道人也现身了。
                  「これから子牙に代わって十絕陣を破らなければならない。同時に、われら十三人がいよいよ殺戒を破って殺劫を脱却するときが来た。しかしそのために、われわれが災難をこうむることは避けられない。われらの他、さらに八人の道友が犧牲になる。心痛の至りだが天数は免れがたい。明朝、日の出とともにまず天絕陣を破る。子牙は、その旨を相手に通報するがよい」と燃燈道人が言った。姜子牙の命を受けて哪吒が通報の使者に立つ。十二大仙はただちに十絕陣破りの協議をはじめた。
                  “从现在起,我等不得不代子牙去破那十绝阵了。与其同时,我等一十三人打破杀戒脱却杀劫的时机也终于到来了。但为了脱却杀劫,我等也不可避免地会遭受到一些灾难。除了我等一十三人之外,还有八位道友将要牺牲在这十绝阵中。真令人极为痛心啊!然而天数难免!明天,我等就要在日出之时先把天绝阵破掉。子牙,你还是将我等的意思先通知给对方为好。”燃灯道人道。接到姜子牙的命令,哪吒成为了通报使者。十二大仙则立刻开始商量如何破解十绝阵。
                  そして夜が明ける。十二大仙は蘆蓬の前に勢揃いした。弟子たちがその背後に並ぶ。東天が白ばんで太陽が昇る。敵側に通報した時刻が迫っていた。しかし燃燈道人は、なぜか空を仰いで出発を命じない。
                  天又亮了,十二大仙聚集在芦蓬前,弟子们则是并排站在他们身后。太阳升起,东方的天空也逐渐变白。向敌方通报的时间也已经迫在眉睫了!可是不知为何,燃灯道人却仍在仰望天空,而没有命令大家出发去破阵。
                  来るはずの「犠牲者第一号」が、まだ現われないからであった。いけにえ第一号に指名されたのは、やはり玉虚宫門下の道士鄧華である。彼は時間どおりに麒麟崖を離れた。しかし、途中で申公豹に邪魔されて、手間どっていたのである。
                  原来,本应到来的“牺牲者第一号”,此时还没有出现。被指名为第一号的,还是玉虚宫门下的道士邓华。其实他早已按时离开了麒麟崖,可路上却被申公豹打扰,耽误了他的许多功夫。
                  「おい鄧華、どこへ急ぐのじゃ」
                  “喂!邓华!你这么急,要往哪里去啊?”
                  「はい、師命により天絕陣を破りに行きます」
                  “是啊!我奉师命,要去破解天绝阵。”
                  「天絕陣を破る、だと?そんなことがキミに出来るわけはなかろう。キミは崑崙山の冗員整理の第一号として、首を斬られに派遣されたのだ。気の毒だが、たしかにキミには仙骨がない。しかし首尾よく仙人になれないからとて、死ね、とは酷すぎる。鄧華よ、不当な命令に従うことはない。わざわざ自分から死地に赴くことはないのだ。道士を廃業して下界で暮らす途がある。巷におりて静かに天寿を全うするがよい」と申公豹は説き聞かせた。それで、心が動摇して躊躇した時間だけ、鄧華は遅れたのである。
                  “破天绝阵?你确定?!那种事情你不可能做得到吧!要我看,你是昆仑山清理出来的第一号冗员,被派来送人头的!虽然你很可怜,但你看起来确实没有仙骨。可即使你不能顺利地成为仙人,也不能直接去送人头啊!这也太过分了吧?!邓华,你不要服从不正当的命令。你没有必要特意赴死地去赶着送人头。别再做道士了,去下界生活,也算一条生路啊!在街头巷尾里静静地享尽天年,不好吗?”申公豹这样劝说道。也正因此,邓华内心动摇,反复踌躇,故而远远落后于众人。


                  IP属地:安徽来自Android客户端74楼2020-02-19 22:03
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                    しかし遅刻しながらも、やはり鄧華は蘆蓬に馳せつけた。ほっとして燃燈道人は、一行に鄧華を加え、梅花まだらの仙鹿にまたがって天絕陣の前に進む。それを聞仲と黄花山の四天王は、離れて見物していた。
                    不过尽管邓华迟到了,他还是一到西岐城下便向芦蓬赶去,加入了燃灯道人的队伍中。燃灯道人心里暗松一口气,跨上了满是梅花斑纹的仙鹿,率领众人向天绝阵前进,而听到这个消息的闻仲和黄花山四天王,却早已跑得远远的来看这场热闹了。
                    天絕陣の入口に立てられた二本の黄旙が風に摇れている。その下に秦天君が立っていた。
                    两根黄幡竖立在天绝阵的入口处,迎风摇曳着。而在黄旙之下,秦天君也早已站在那里等着对手的到来。
                    「誰でもよいぞ、先に死にたい者から入ってこい」と挑発する。
                    “你们谁都可以上!谁想先死的话,就先上来挑战我!”秦天君挑衅道。
                    「口を慎しめ。玉虚宫門下の鄧華だ。師命によって、その陣を破る。」と鄧華が名乗り出た。
                    “少说废话!玉虚宫门下的邓华,奉师命前来破阵!”邓华自报家门,走了出来。
                    「鄧華?名を聞いたこともないぞ。ムダ死にはよせ!誰でもよいと言ったが、お前のような無名の小卒を含めるとは言わなかった。誰かと替われ」と秦天君は相手にしない。
                    “邓华?没听说过你的名字!别来白白送死!虽然我说了谁都可以上,但像你这样的无名小卒并不包括在我说的那个‘谁’字里面!难不成你是替某个人前来送死的?”秦天君毫不理会道。
                    「なにを吐かすか」と鄧華が戟を構えて突進した。秦天君は、さっと身を開いて路をあける。勢いあまって、鄧華はそのまま陣内に突入した。陣内に入った鄧華は、ワケもなく、くるりと陣内を一周する。たちまち前後左右の感覚を失なって昏倒した。
                    “你胡说什么?”邓华架起长戟冲了过去。秦天君突然错开身子,让出一条道路。由于势头过猛,邓华径直冲入了阵内。进入天绝阵的邓华,毫不在乎地在阵内绕了一圈。突然,邓华失去了前后左右的感觉,昏倒在阵内。
                    ——天絕陣は一見単純至極で、目につく仕掛けは何もない。中央奥に土壇がある。そこに手前から順に、天、地、人の三才を象った三本の黄色い紙旙が立っていた。ただそれだけである。しかし陣内の空気は抜き取られて、その代わりに「先天の清気」が漂っている。もとより空気と清気を入れ換える過程で、空間の秩序は混沌の玄機で組み換えられていた。つまり無有、静動の契機が逆転している。それゆえ、その虚無の空間には、前後左右の别が混乱していた。いわば小宇宙のブラック•ホールである。だから陣内に闖入した者が動けば、まず手前の「天」を象った紙旙が感応して動き、闖入者は、たちまちにして存在感覚を失なう。もし、それに耐えてさらに動きまわれば、次に「地」を象った紙旙が感応して動き出す。とたんに闖入者の五体は分解してバラバラになる。それを免れうるのは「道行」の深い上仙だけだ。それを免れた上仙に对しては「人」を象った紙旙を振るほかない。それを振ればにわかに雷鳴がとどろいて、仙人といえども、たちまちにして灰燼と化す——
                    ——天绝阵乍一看单纯至极,没有什么显眼的机关。在天绝阵的中央深处,有一座土坛。三根象征着天、地、人三才的黄色纸旙依次立在土坛之前。惟有如此,才能使阵内的空气被不断地抽出,而取而代之的,却是漂浮在阵内的“先天清气”。在空气与清气的置换过程中,原本的空间秩序被混沌玄机重组。也就是说,“无”与“有”、“静”与“动”的契机正在逆转。因此,在天绝阵这个虚无的空间中,前后左右之别早已混乱不堪。换言之,天绝阵就是一个小宇宙中的黑洞。因此,如果闯入阵内的人有所行动的话,其眼前象征着“天”的纸旙便会有所感应,进而让闯入者在一瞬间失去“存在”的感觉。如果闯入者能忍受住这种感觉,继续在阵内转的话,接下来象征着“地”的纸旙也会产生感应。闯入者便会突然五体(筋脉肉皮骨)分解,变得七零八落。只有“道行”深厚的上仙才能避免这一点。而对于幸免于阵法机关的上仙,主阵者便只好挥动象征着“人”的纸旙。一旦那个纸旙被挥动,隆隆的雷鸣便会顿时袭来。到那时,即便是仙人,也会立马化为灰烬——
                    さて秦天君は、死した鄧華の頭を持ち上げて、その首級を挙げた。そして「人」旙を振って、首のない鄧華の遺体を灰と化す。一道の魂魄が封神台に飛び去った。
                    秦天君提起早已死去的邓华的头颅,并将其首级高高举起。然后他挥动“人”旙,将邓华的无头遗体化为了灰烬。一道魂魄向封神台飞去。
                    再び陣门に現われた秦天君は、鄧華の首級を投げて、燃燈道人の前に転がす。
                    再次出现在阵门的秦天君,将邓华的首级投了出去。首级飞快地滚到了燃灯道人面前。
                    「おい燃燈、こんどはちゃんとした、殺し甲斐のある者を指名しろ!」と秦天君が言った。
                    “喂!燃灯!这回你可得好好地点个名!我想杀的人必须有价值才行!”秦天君道。


                    IP属地:安徽来自Android客户端75楼2020-02-19 22:04
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                      「黙れ、秦完!こんどはお前の得意げな顏が首から離れる番だ。覚悟しろよ」と文殊広法天尊が進み出る。すかさず、足下を「一指」して両朶の白蓮を顕わし、それを足に履いた。
                      “闭嘴吧!秦完!瞧你那满是得意洋洋的神情的脑袋!这回该轮到它从你的脖子上掉下来了!觉悟吧!”文殊广法天尊向前迈了一大步。他足下“一指”,两朵白莲显出,并立刻将其穿在脚上。
                      「うむ、文殊か。せっかくだがその白蓮は役に立たんぞ」
                      “嗯!是文殊啊!难得啊!那白莲可真帮了你大忙啊!”
                      「いいから、さっさと先に入れ」と文殊広法天尊は秦天君を追いたてた。そして入口で、さらにフッと鋭く息を吐いて一斗枡大の金蓮を顕わす。つづけて「疾!」と左手をあげて五本の指から五条の金光を出した。五条の金光が一斗枡大の金蓮を支えると、金蓮の上に、五盞の金灯が現われて、パッと灯りがつく。それに導かれ護られて、広法天尊は静かに天絕陣に入る。
                      “没什么大不了的!你还是赶紧先入阵吧!”文殊广法天尊不停地追着秦天君。然后,他在天绝阵的入口处,更尖尖地吐了一口气,显出了一朵斗枡大小的金莲。接着他又举起了左手。“疾!”五道金光从他的五根手指处发出,支撑着那朵斗枡大小的金莲。五盏金灯出现在金莲之上,一下子便亮了起来。在金灯的引导和保护之下,广法天尊静静地进入了天绝阵。
                      「天」旙が動き、つづいて「地」旙が動いた。しかし天尊は構わず陣の中央に進む。
                      “天”旙在动,接着“地”旙也动了起来,然而天尊却毫不在意,继续向天绝阵的中央前进着。
                      「文殊、気をつけろよ」と秦天君は親切にも声をかけて「人」旙を振った。が、天尊は眉一つ動かさない。
                      “文殊,小心点哦!”秦天君亲切地打了个招呼,猛地挥动了“人”旙,可天尊却连眉毛也没有动一下。
                      「そんなバカな」と秦天君はつづけざまに振った。
                      “那样的笨蛋!怕什么!”秦天君不停地挥舞着“人”旙道。
                      「さあ秦完、こんどはそっちが気をつけろよ」と広法天尊が遁竜樁を投げる。それが、躍起に旙を振る秦天君の頭上に落下した。型通りに、首、胸、脚の三箇所を箍めあげられて、秦天君は直立不動となる。
                      “来!秦完!这回你可得给我留神点儿!”广法天尊掷出了遁龙桩。于是,遁龙桩直接在大肆挥舞“人”旙的秦天君头上落下。按老规矩,秦天君的脖子、胸、脚三处被广法天尊给箍了起来。现在,他只能直直地站在那里,动也动不得。
                      「ただいま殺戒を破ります」と広法天尊は崑崙に一礼して、秦天君の首を刎ねた。またも、一道の魂魄が封神台に飛ぶ。広法天尊は三本の紙旙を破りすてて、天絕陣を出た。
                      “现在我要破杀戒了!”广法天尊向昆仑行了一礼,将秦天君的首级砍了下来。又有一道魂魄飞向了封神台。广法天尊又将那三根纸旙尽数撕碎,随即便走出了天绝阵。
                      文殊広法天尊が秦天君の首級を提げて出て来たのを見て、燃燈道人は引き揚げの合図を出す。そのとき地裂陣の門が開いて趙天君が姿を現わした。
                      看到文殊广法天尊提着秦天君的首级走出来后,燃灯道人立马发出撤退的信号。这时,地裂阵的门开了,赵天君的身影也出现在大家面前。
                      「逃げるな、燃燈。こんどはわが地裂陣を破ってみよ」と挑発する。番外だが、燃燈道人はあえて挑発に乗った。そして韓毒竜に地裂陣を破れと命ずる。
                      “燃灯!别想逃!这回轮到我的地裂阵了!你们还不派人去试着破一下?!”赵天君挑衅道。尽管这只是个意外,但燃灯道人却硬是中了赵天君的挑衅之计。然后,他便命韩毒龙去破地裂阵了。
                      命を受けて、韓毒竜が進み出た。
                      韩毒龙接到命令后,朝着地裂阵的方向大踏步地前进着。
                      「おい燃燈、なんで無用な殺生をする。なぜ、もっとましなのを出さないのだ」と趙天君が言う。
                      “喂!燃灯!为什么你要让我造无用的杀业?!你为什么不派一个更强的人出来呢?”赵天君道。
                      「なにを!」と、燃燈道人が答えるより早く、韓毒竜が刀を抜いて切りかかった。
                      “(韩毒龙),你还在干什么?!”早在燃灯道人答出这句话之前,韩毒龙便已拔刀向赵天君砍去。
                      「よし、勝手に死ね」と趙天君は切っ先をかわして、韓毒竜の背中を押す。その勢いで韓毒竜はたららを踏んで地裂陣に駈けこむ。とたんに雷火が起こり、韓毒竜は一瞬にして黑焦げとなった。またしても、一道の魂魄が封神台に飛び去る。
                      “好!那就让你随便地死掉吧!”赵天君避开锋芒,反手便往韩毒龙背上一推。趁着这股势头,韩毒龙轻手轻脚地冲入了地裂阵中。突然,一道雷火暴起,在一瞬间内将韩毒龙烧得焦黑。又是一道魂魄飞向了封神台。


                      IP属地:安徽来自Android客户端76楼2020-02-19 22:06
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                        ——地裂陣は、天絕陣よりもさらに単純で、わずかに紅旙が一本、奥の片隅に立てかけられていた。しかし、きわめて変化多端な空間である。まず地道と天道の「極」が組み換えられていて、陰陽が逆立ちをしていた。つまり濁厚の地気(陰)が清澄の雲気(陽)に反されて、そのまさに発して沖する「勢」が、雷火の「機」に閉じこめられている。それが足音にも感応して雷火を起こし、一瞬にして闖入者を焼き焦がすのだ。さらに紅旙を振れば、道行の深い上仙でも炭となる——
                        ——说实话,地裂阵比天绝阵还要单纯。在地裂阵内,仅有一根红旙立在角落深处。不过,地裂阵却是一个极其变化多端的空间。首先,天道和地道的“极”一直在不停地被重组,而“阴”与“阳”也在不断颠倒着。也就是说,浊厚的地气(阴)和清澄的云气(阳)是颠倒相反的。在这样的情况下,“阴”与“阳”所发出的冲击“势”被雷火之“机”给封闭束缚住了。于是,当闯入者的足音被地裂阵感应到后,雷火便会被引发出来,在一瞬间将闯入者给烧焦。主阵者要是再挥动红旙的话,就算是道行深厚的上仙也得被化为焦炭——
                        「さあ、勝手に陣内にとびこんだ道童は炭となった。同樣に炭になりたい者は名乗り出よ」と趙天君はさらに挑発する。
                        “来啊!擅自闯入阵内的道童已经变成焦炭了哦!想和他一样变成焦炭的人,还是赶快出来报上姓名好一点!”赵天君愈发挑衅道。
                        「おい趙江、炭焼きが面白くてバカなマネをしたのであろうが、もう二度と妙な悪ふざけはさせんぞ」と夾竜山の懼留孫が進み出た。
                        “喂!赵江!烧炭很有趣吧!尽管你做下了愚蠢的模仿行为,但我再也不会让你胡闹下去了哦!”夹龙山的惧留孙立马走了出来。
                        「いや、千五百年の道行を積んだお前なら、きっといい炭になるぞ。さあ入ってこい」と趙天君は先に陣内に入る。そして紅旙を手に、懼留孫を待ちかまえた。
                        “不错!积累了一千五百年道行的你,一定能成为一块好炭的!你还不快点进来啊!”赵天君抢先进入阵内,然后将红旙拿在手中,等待着惧留孙的到来。
                        懼留孫は天門(鼻の孔)を開けて、慶雲を吐き出す。その慶雲に身を包まれて地裂陣に入った。趙天君が、さっと旙を振る。やにわに豪雷がとどろき、烈火が噴き出した。が、慶雲に身を包まれた懼留孫は、炭になるどころか、眉毛も焦げない。趙天君はムキになって紅旙を振りつづけた。
                        惧留孙张开天门(鼻孔),吐出庆云。庆云将惧留孙的身体包裹在其中。当惧留孙进入地裂阵后,赵天君突然挥动红旙。猛然间豪雷轰鸣,烈火喷出。不过,被庆云笼罩住全身的惧留孙,不但没有化为焦炭,而且连眉毛也没有半点烧焦的痕迹。赵天君怒上心头,疯狂挥舞着红旙。
                        懼留孫は懷からおもむろに「綑仙繩」を出す。片端を手に握ると、それを大きく横に払った。先端が趙天君の身体に、ぐるぐるっと卷きつく。懼留孫はそのまま趙天君を陣の外に引きずり出した。はずみをつけて、疾!と中空に振り上げて、同時に手を放す。趙天君を卷き取った綑仙繩は、そのまま真っすぐ蘆蓬に飛び去った。
                        惧留孙从怀里慢慢拿出“捆仙绳”。他将捆仙绳的末端握在手中,并挥动绳子,使其在周围大大地横扫了一圈。很快捆仙绳的末端便碰到了赵天君的身体,并将其卷成一团。惧留孙就这样把赵天君拉出阵外。疾!惧留孙加快脚步,将捆仙绳奋力挥向空中,同时也放开了手。就这样,被捆仙绳卷起的赵天君笔直地向芦蓬飞了过去。
                        蘆蓬には誰もいない。それと見て聞仲が、趙天君を救い出せ、と辛環に命じた。辛環が飛び上がる。雷震子が追おうと翼を広げた。
                        目前芦蓬里一个人也没有。闻仲见状,便命辛环去将赵天君救出。可在辛环飞上半空的同时,雷震子也展开双翼准备去追他。
                        「放っておけ」と懼留孫が制止する。燃燈道人は一同を引き連れて十絕陣を離れた。蘆蓬に戻ると、辛環が汗みどろで綑仙繩と格鬪している。
                        “雷震子住手!不用管他!”惧留孙及时制止了雷震子。此时燃灯道人也准备带领大家一同离开十绝阵。当他们回到芦蓬时,发现辛环正满头大汗地与捆仙绳“斗法”。
                        「ムダだよ。解こうとすればするほど身体にくいこむ」と懼留孫が稳やかに教えた。辛環はあきらめて蘆蓬を離れる。
                        “别白费功夫了!你越想要解开,赵天君的身体就越难受!”惧留孙平静地说道。无奈之下,辛环只得放弃救人,离开了芦蓬。
                        「趙江をどうしましょうか」と楊戩が聞く。
                        “赵江,该怎么办?”杨戬问道。
                        「柱に吊るしておけ」と燃燈道人が命じた。
                        “把他吊在柱子上吧。”燃灯道人命令道。
                        「では師叔、綑仙繩を解いて下さい」
                        “那么请师叔解开捆仙绳。”
                        「いや、そのまま吊ったほうが、逃げ出される心配がなくてよい」と懼留孫が答える。
                        “不!还是就这样吊起来比较好,如此我们就不必担心他逃跑了。”惧留孙回答道。


                        IP属地:安徽来自Android客户端77楼2020-02-19 22:06
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                          「さて、天絕、地裂の二陣は簡単に破った。しかし風吼陣は”定風珠” なしには破れない」と燃燈道人は十二大仙に相談する。
                          “如今,天绝、地裂二阵已被我等轻易地破掉了,不过如果我们没有‘定风珠’的话,就破不了风吼阵。”燃灯道人与十二大仙商量道。
                          「定風珠なら九鼎鉄叉山は八宝雲光洞の度厄真人が持っている筈です。金吒の父李靖がその門下にいたことがあるから、金吒を借りに遣わしたらいかがでしょうか」と文殊広法天尊が言った。
                          “定风珠的话,应该在九鼎铁叉山八宝云光洞的度厄真人手里。金吒的父亲李靖曾在他的门下学艺,不如我们就派金吒去借如何?”文殊广法天尊道。
                          「うむ、それもよいが、ちと問题がある。あの仙人はクセがあって付き合いがよくない。それに、李靖はいま貧道の洞府にいる。それを彼は快く思っていない」と燃燈が躊躇の色を現わす。
                          “嗯!这个办法也不错,但有点儿小小的问题。那个仙人脾气不好,我们很难和他打交道。况且,李靖如今正在贫道的洞府里修行,想必度厄真人对此事也十分反感。”燃灯露出了踌躇之色。
                          「ならば、度厄真人は貧道が懇意にしております。貧道が添書を書きましょう。道士よりも、西岐城の武将を遣わしたら貸してくれるはずです」と霊宝大法師が言った。
                          “如果是这样的话,度厄真人倒是与贫道交情不错,就让贫道现在写一封信给他。另外,比起道士,如果派西岐城的武将去的话,他应该会借给我们的。”灵宝大法师道。
                          「それは助かる」と燃燈道人は悦ぶ。姜子牙は即座に武吉と晁田を使いに立てた。
                          “那你可真帮了个大忙了!”燃灯道人悦道。姜子牙立即派武吉和晁田持书信前往。
                          武吉と晁田はさっそく馬を駆って城門をとび出す。やがて涇水の渡し場に差しかかった。が渡し場に舟がない。
                          武吉和晁田赶紧驱马从城门绝尘而去。不久后,他俩便来到了泾水渡口,可渡口上却连一艘船也没有。
                          見ると、川の中央に巨大な筏が浮いていた。両端に結ばれた太い網が両岸に渡されている。その網の一端を握ったまま、大きな男が昼寝をしていた。武吉が馬を降りてたたき起こす。
                          他俩定睛一看,只见一艘巨大的木筏漂浮在河中央。木筏的两端结有粗网,粗网横渡两岸。它的一头正紧握在一个午睡中的男子手里。武吉下马,用鞭子鞭打男子,将他吵醒了。
                          むくっと起きあがった男は、雲をつくような巨漢であった。しかし驚いたのは武吉よりも晁田である。
                          男子蓦然站起,是个顶天立地的巨汉,让武吉大为吃惊。可比起武吉,晁田却对这巨汉更加震惊。
                          「おお、方将軍ではないか」と晁田が声をかけた。かつて朝歌の城で、九間殿の鎮殿将軍を勤めた——父の紂王に殺されかかった殷郊と殷洪の皇太子兄弟を助けようと、二人を背負って城から逃亡した——方兄弟の一人、兄の方弼である。見れば弟の方相は对岸にいた。かつての朝歌城で、晁田兄弟と方弼兄弟は犬猿の仲だったが、互いに立場が変わった上に、十数年の歲月が流れている。ことに異郷の地であえば、やはり互いに懷しかった。
                          “啊!这不是方将军吗?!”晁田对巨汉打了个招呼。原来这巨汉曾在朝歌城的九间殿中担任镇殿将军——当时,皇太子殷郊和他的兄弟殷洪正要被他们的父亲纣王所杀。方弼和方相想要帮助他俩,便分别背着二人逃出了朝歌城——这是方家兄弟中的一人,兄长方弼。看来,他的弟弟方相应该在河对岸。以前在朝歌城共事之时,晁田兄弟和方弼兄弟的关系就水火不相容。尽管如今十几年岁月流逝了,彼此的立场也改变了,但如今他们都在异乡之地,自然还是互相怀疑起对方来。
                          「ほんとうに久しぶりだね」と二人は身の上話を始める。方弼兄弟は方々の諸侯に身を寄せたが、いずれもうまくゆかず、浪々の末に涇水の渡し場に流れてきた。そして生活のために渡し場から渡し舟を追い払って、「筏渡し」を始めたという。
                          “真是好久不见了啊!”两个人开始谈起自己的经历。方弼兄弟曾经寄身于各方诸侯,但一直没有过上稳定的生活,落魄的他们最后流浪到了泾水的渡口。据说为了活下来,方家兄弟把渡船从渡口处全部赶走,开始了“筏渡”的生活。
                          「独り占めの商壳だから儲かっていよう。われら二人も渡してもらいたいが、渡し賃をふんだくるなよ」と晁田が言った。
                          “我俩是做独家买卖的,稍微能赚点钱。现在我俩也有意,想将这笔渡河的生意交给你们。你们可别向我俩要太多渡河费啊!”晁田道。
                          「なんの用だね」と方弼は根掘り葉掘り聞く。晁田は彼らの旅の目的を方弼に知らせた。
                          “你们要去办什么事啊?”方弼刨根寻底问道。晁田将他们此行的目的告知给方弼。


                          IP属地:安徽来自Android客户端78楼2020-02-19 22:07
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                            「よしタダにしよう」と、気前よく出た。そして、对岸に合図して筏を引き寄せる。武吉と晁田と馬が乗ると、方相が对岸に引っ張った。
                            “好!我就让你们免费渡河吧!”方相大方地现身道。然后,他在河对岸发出信号,让方弼把木筏拉到岸边。武吉、晁田还有他俩的马都一并乘上了木筏,随后方相又将木筏拉到了河对岸。
                            「おそるべき怪力だね。だが、タダほど高くつくものはないぞ」
                            “真是可怕的怪力啊!不过世界上也没有比白嫖更贵的东西了。”
                            「うむ、あの兄弟は昔から大力無双で聞こえている。しかし、なんで?」
                            “嗯!他们兄弟在很早以前就以大力无双闻名于世了。但是,为什么……?”
                            「定風珠とはなにか、と、よけいなことに興味をもっている。目の色が妖しく光っていた」
                            “所谓的‘定风珠是什么?’,他们好像对这种多余的事情很感兴趣。而且我发现,他们的眼神里好像闪着一种奇怪的光。”
                            「いや心配はいらない。名うての正直者だよ」
                            “你不必担忧!他们可是有名的老实人!”
                            「正直者ほど追いつめられたら、思いきった悪いことをする」と武吉が言った。
                            “如果被逼到绝境的话,越是老实人就越会狠下心来干坏事吧!”武吉道。
                            对岸に着くと、晁田がまた方相と挨拶を交わす。武吉はそうそうにそれを打ち切らせて、九鼎鉄叉山に急いだ。そして間もなく八宝雲光洞に到着する。
                            到达对岸后,晁田又对方相道谢了一番。不耐烦的武吉直接中断了二人的寒暄,带着晁田急急忙忙地赶往九鼎铁叉山去了。不大一会儿,他们来到了八宝云光洞。
                            度厄真人は、霊宝大法師の添書を見て、快く定風珠を貸してくれた。二人は急いで帰路につく。渡し場では方相が愛想よく二人を迎えた。そして一緒に筏に乗り込む。
                            度厄真人看到了灵宝大法师的信件,爽快地将定风珠借给二人。二人急忙踏上归途。在渡口,方相客气地迎接二人的到来,然后他们一起乘上了木筏。
                            「なんで?」と晁田が訝り聞く。
                            “为什么,你也上来了?”晁田惊讶地问道。
                            「もう商壳を止めて、朝歌に帰るんだよ」と方相が嬉しそうに言った。この男、やはり正直者である——と武吉は苦笑する。果たして筏が岸を離れると、方相が言った。
                            “我们不想继续做生意,准备回朝歌去了。”方相高兴地说道。这家伙果然是个老实人啊——武吉苦笑道。果然,当木筏离开岸边后,方相就开口了。
                            「知り合いなのに悪いが、定風珠とやらを、渡し賃の担保にとっておけ、と兄貴に言われたんだ。渡してもらおうか」
                            “哥哥这样对我说,你们是我俩认识的人,我俩也不好意思直接下手!定风珠什么的,就拿来作为渡河费的抵押吧!还不快交给我?!”
                            「なにを!」と晁田は気色ばむ。
                            “你想干什么!”晁田面带怒色道。
                            「どうぞ」と武吉が気前よく定風珠を渡した。
                            “没问题!”武吉却大方地将定风珠交给了方相。
                            筏が岸辺に近づく。
                            木筏靠岸了。
                            「ちゃんと担保を取ったのか?」と方弼が方相に確認する。
                            “你真地拿到了抵押物了吗?”方弼向方相确认道。
                            「おお!」と方相が定風珠の入った革袋を手に揭げた。さっと武吉がそれを引ったくって晁田にわたす。
                            “嗯!”方相把装有定风珠的革袋拿在手上。突然,武吉出手将革袋抢走并交给晁田。
                            そして、いきなり方相を川の中に引きずりこんだ。
                            然后,武吉又冷不防将方相拽进了河里。
                            「いけない、この兄弟には水練の心得がある」と晁田は叫んだが、間に合わない。水中で武吉は方相に背後から抱きつくと、八本の指をその水落ちに立てた。
                            “不好!这两兄弟可是懂得游泳的!”晁田大声提醒武吉,却已经来不及了。在水中,武吉从背后抱住方相。可方相却只靠八根手指在水底一撑,便又重新站了起来。


                            IP属地:安徽来自Android客户端79楼2020-02-19 22:08
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