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回复:安能务著《封神演义》中文版

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「じゃ、やめるが、ゆくぞ!」と雲中子は手を発して雷を起こす。目の前にパッと乾(南)兌(東南)離(東)震(東北)坤(北)艮(西北)坎(西)巽(西南)と八卦(先天図)の方位に、八本の「神火柱」が現われた。
“那我就不说了!闻仲,走好!”云中子伸出手,招来了天雷。转瞬间,在乾(南)、兑(东南)、离(东)、震(东北)、坤(北)、艮(西北)、坎(西)、巽(西南)的八卦(先天图)方位上,八根“神火柱”一下子在闻仲眼前出现。
それぞれ周囲が一丈で、高さ三丈の円柱である。それがいずれも真赤に灼けて、それぞれから九条の青い焰を一斉に噴き出した。
这些三丈高的圆柱,根与根之间都相隔着一丈的距离。它们全都被烧得通红,各自都喷出了九条青色的火焰。
「くだらない手品をしおったな雲中子、それでわが輩をどうしようというのじゃ」と聞仲は七十二条の焰の中で平然と言った。「避火訣」を心得ていたからである。
“云中子,快把你这无聊的法术给收了吧!接下来,你还想怎么对付我啊?”闻仲知道“避火诀”,故能在七十二条烈焰中坦然地说话。
「焙り殺すのだ。そこからは出られないぞ」
“我要把你烧死!有种你就在里面熬着别出来啊!”
「なに、出て見せる。長くここでつきあっているヒマはないんだ。雲中子、よく見ていろ」と聞仲は光遁を借りて、垂直に空へ飛び上がった。しかし、勢いをつけて上昇した聞仲は、がつんと腦天を「紫金鉢盂」(盂のような青銅の鉢)に打ちつけて、火の海に落下する。
“你说什么?我就出来给你看!我可没功夫坐在这里陪你玩!云中子,好好看看我是怎么出来的!”闻仲借光遁垂直地向空中飞去,然而,气势汹汹的闻仲却把脑袋撞到了“紫金钵盂”(像盂一样的青铜钵)上,直接坠入到火海之中。
神火柱の真上に、燃燈道人が紫金鉢盂で蓋をしていたのだ。一道の魂魄が岐山に飛ぶ。清福正神が丁重に迎えて、封神台に案内しようとした。
原来燃灯道人早就将紫金钵盂盖在了神火柱的正上方。一道魂魄飞向了歧山。清福正神郑重地迎接闻仲,准备带他去封神台。
「待て!」と魂魄は拒んで朝歌に飛ぶ。ゆっくりと朝歌の上空を一巡してから、おもむろに封神台に戻った。
“等一下!”闻仲的魂魄拒绝进入岐山,而是直接往朝歌飞去。在朝歌的上空,闻仲缓慢地巡视了这个都城的每一个角落。良久之后,他才不舍地回到封神台里去。


IP属地:安徽来自Android客户端96楼2020-04-13 22:06
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    第七二回 広成子が碧遊宮に拝謁す
    第七二回 广成子三谒碧游宫
    「師匠、姜子牙が追われています」
    “老师,姜子牙正在被人追杀!”
    「誰に?」
    “被谁?”
    「金霞に隠れているから見えません」
    “那人隐在一片金霞之中,我看不见。”
    「ならば火霊聖母だ」
    “如果是那样的话,想来追杀姜子牙的人必是火灵圣母无疑。”
    「姜子牙は、ひどい怪我をしているようです」
    “姜子牙好像受了重伤啊!”
    「よし、後をつけろ。いずれ、太阿の宝剣で斬られたのであろう」と申公豹は言った。例によって、黒点虎と空中散策を楽しんでいた途中でのことである。申公豹は姜子牙を、場合によっては助けようと黒点虎を接近させた。
    “好!黑点虎,我们先在他后面悄悄跟着!你想想,以姜子牙的本事,总有一次会被太阿剑砍死。”申公豹道。和往常一般,这是申公豹和黑点虎在享受空中散步的途中发生的事情。申公豹想看情况帮他一把,便让黑点虎悄悄地接近了姜子牙。
    しかし不意に広成子が出現したのに驚いて、急に黒点虎を旋回させる。そして雲の上から一部始終を眺めた。つまり申公豹は偶然に、広成子が火霊聖母を番天印で撃ち殺す現場を目撃したのである。
    然而,广成子的突然出现,将黑点虎吓得急忙掉了个头。之后,他俩便一直在云上眺望。也就是说,在偶然之下,申公豹目睹了广成子用番天印现场打死火灵圣母的整个过程。
    「かわいそうに、仙人も死ねば野犬やカラスの餌にされるんですね」と捨ておかれた火霊聖母の屍体を見て、黑点虎が言った。
    “没想到仙人死了以后,也会被野狗和乌鸦当作饵食!真可怜!”黑点虎看着被随意丢弃的火灵圣母的尸体,不由地发出了叹息。
    「それよりクロ。いまさっき火霊聖母の乗騎が逃げたね。その姿は、まだ見えるか?」
    “比起那个,更现实的情况是,刚刚火灵圣母的坐骑被吓得逃走了吧!黑点虎,你还能看到那只坐骑的身影吗?”
    「ああ、金睛駝ですね。はるかかなたですが、見えますよ」
    “啊!你说得是金睛驼!虽然我现在离它很远,但我能看见它在哪里!”
    「よし、全力疾走で追え!」
    “好的!黑点虎,麻烦你用尽全力!我们要快点追上它!”
    「どうするんですか?」
    “追上它之后,我们该怎么办?”
    「つかまえるんだ」
    “那自然是把它抓起来啊!”
    「土行孫にあげたら悦びますよ」
    “抓起来送给土行孙的话,他会很高兴的吧?”
    「よけいなこと言わんと、急げ」
    “别多嘴了!跑快点儿!”
    「急がなくたって、すぐ追いつきますよ」と黑点虎は金睛駝を追う。
    “老师,你急什么?就算我们慢悠悠地过去,也能马上把它给追上。”黑点虎追着金睛驼道。
    「そうだ、クロ。広成子が碧遊宫へ金霞冠を届けると言ってたろ。ならば同じ方向に進んでいるはずだが、姿は見えるか」
    “对了!小黑,广成子说过,要把金霞冠送到碧游宫去。那样的话,我们和他应该是朝着同一个方向前进的。话说,你现在能看到广成子的身影吗?”
    「はい、かすかに見えます。しかし光遁に乗っているから、いまからでは追いつけません」
    “能!他的身影,目前还隐约可见。不过,他驾了光遁,我们现在已经追不上他了。”
    「いや、確かめたまでじゃ。追う必要はない」
    “不用!只是让你确认一下而已,我们没必要去追他。”
    「ところで師匠。金睛駝を捕えて、どうするんですか?」
    “对了!老师,我们该怎样做,才能抓到金睛驼?”
    「いいから、そっと接近して背を並べろ。オレが乗り移る」と申公豹が言った。ぐんぐん距離がちぢまる。追われていると気づいて、金睛駝がスピードをあげた。しかし黒点虎は難なく肩を並べる。
    “好啊!我来教你!你先悄悄地从后面接近它,最终使它和你背靠着背,然后我就可以跳到它背上骑着它走啦!”申公豹道。黑点虎和金睛驼的距离渐渐缩短了。金睛驼注意到自己正被人追着,急忙加快了奔跑的速度,然而黑点虎却毫不费力地与它并驾齐驱了。
    「悪意のない証しに、首を舐めてやれ」
    “黑点虎,为了证明我们对它没有恶意,你可以去舔舔它的脖子。”
    「冗談いっちゃいけませんよ、師匠。そんなことしようものなら、相手は咬みつかれると思って卒倒しますよ。友好の証しには、頰をこすりつければいいんです」
    “老师,你别再开玩笑了!要是我去干那种事的话,对方会以为自己被一只老虎咬到而晕倒的!要是想证明和它没有敌意,我只需要用爪子擦擦它的脸就行了。”


    IP属地:安徽来自Android客户端97楼2020-04-13 22:07
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      「じゃ、そうしろ」と言われて、黒点虎がそっと金睛驼に颊をすり寄せる。金睛驼が警戒心を解いたと见て、申公豹がおもむろに、その背に乗り移った。
      “那你快去做吧。”听到申公豹的话,黑点虎将爪子凑了过去,轻轻地擦了擦金睛驼的脸。金睛驼的警戒心被慢慢解除了。申公豹见状,便慢慢地挪到了它的背上。
      「さあ、さっきの现场に戻ろう。うまく诱导しろ」
      “那么,我们现在该回到刚才的现场了!你可得好好地把它引过去!”
      「わかりました」と黒点虎は巧みに金睛驼をリードして、火霊圣母の遗体のかたわらに着地する。辺りを见廻した金睛驼が、万感をこめた様子で火霊圣母の遗体に鼻を寄せて、その颜を舐めた。
      “我明白了!”在黑点虎的巧妙引导下,金睛驼来到了火灵圣母的遗体边上。它环顾了四周一番,不由得万感交集。然后,金睛驼用鼻子嗅了嗅火灵圣母的遗体,便伸出舌头,舔舐着她的脸,以示其对主人的不舍之情。
      申公豹がゆっくりと遗体を抱え上げて、金睛驼の背に载せる。
      申公豹将火灵圣母的遗体慢慢抱起,放到了金睛驼的背上。
      「さあ、行け!」と*をポンポンと軽く叩いた。心得た、とばかりに金睛驼は、ブーンと大きな鼻息を吐く。后脚の蹄で二度、三度と軽く地面を搔いて飞び去った。
      “快走!回碧游宫!”申公豹砰地一声,拍了下金睛驼的屁股。此时金睛驼也明白了申公豹的意思,不由呼地一声,吐出了一道浓重的鼻息。随后,金睛驼用后蹄在地面上轻轻地蹬了两三下,便直接往碧游宫飞去。
      「金霞冠というのは、そんなにすごい宝贝ですか?」と黒点虎が闻く。
      “这么说来,莫非金霞冠这件宝贝真的很厉害?”黑点虎问道。
      「まあね。ちょっとしたものじゃ」
      “算是吧!不过也没什么大不了的!”
      「ならば広成子は、なぜ猫ババせずに、碧游宫へ届けるんですか?」
      “那广成子为什么不把金霞冠偷偷藏起来,而是要把它送到碧游宫去呢?”
      「いや阐教の仙人にとっては、大した代物ではないからだ」
      “哈哈!你想多了!对阐教的仙人来说,金霞冠算不上什么了不起的东西!”
      「どうして?」
      “为什么?”
      「広成子が扫霞衣を持っているし、赤精子には紫绶仙衣がある。その二つの宝贝の前では金霞冠は大して用をなさないからじゃ」
      “你看啊!广成子有扫霞衣,赤精子也有紫绶仙衣。在那两件宝贝面前,金霞冠是不是什么用处也没有啊?”
      「なんだ。役に立たないからですか。欲がないから、と思った」
      “你说的话是什么意思啊?到底是金霞冠对广成子没用呢?还是广成子不想把金霞冠据为己有呢?”
      「ところが、そのいずれでもないんじゃ。金霞冠を届けて谢罪するふりをしながら、実は挑発に行きおったんだよ。ワナじゃ」
      “两种说法都不对!你想想,广成子把金霞冠送去碧游宫。表面上看,他装成了一副要去谢罪的样子。可实际上呢?他是去挑衅那帮截教徒的!这可是一个大大的陷阱啊!”
      「ワナと言いますと?」
      “你为什么要用上‘陷阱’这个词啊?”
      「わかりやすく言えば、ケンカを売りに行ったのさ」
      “那我换个通俗点的说法,广成子到碧游宫,是去找他们的碴的!”
      「わかったぞ。それで火霊圣母の遗体を舍てたんですね。悪いヤッちゃ」
      “我明白了!不然的话,他不会随便地把火灵圣母的遗体扔在路边!真是个可恶的仙人!”
      「まあ、そういうことだ」
      “没错!就是那么一回事儿!”
      「すると师匠。あの金睛驼が遗体を运びかえったら、どういうことになるでしょうね?」
      “老师,如果那只金睛驼真地把遗体运回去了,碧游宫会变成什么样呢?”
      「それはわからないよ」
      “那我就不知道了。”
      「いや、ポクは、きっと怒り出してケンカを买うことになる、と思いますねえ」
      “不!我想,他们一定会因为生气而吵架!这是注定了的!没错吧?”
      「そうかも知れない」
      “也许事情会发展成那样吧。”
      「ならば师匠は、碧游宫の仙人たちに、広成子が壳るケンカを买わせたいわけですか?」
      “那么老师呢?你是不是也很想看到碧游宫的仙人和广成子大吵一架啊?”
      「そんなこと考えていやしないよ。お前と同样に、死体が放置されるのを、ただ気の毒にと思ったまでじゃ」
      “我根本没想过那种事!火灵圣母的尸体被人随意丢在路边没人管,我只是觉得她很可怜而已!你不也是这么想的吗?”
      「でも、よくわかんないなあ。なぜ広成子は、わざわざケンカを壳りに行くんですか?」
      “可我不太清楚,为什么广成子要特意去找他们的碴呢?”


      IP属地:安徽来自Android客户端98楼2020-04-13 22:07
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        「前から言っているように、出来ることなら截教徒を仙界から抹殺して、新しく造られる神界に送りこみたいんだよ」
        “就像我之前所说的那样,如果可以的话,元始天尊会把那帮截教徒尽可能地从仙界中抹杀掉,然后送到新建立的神界里面去。”
        「わかった。例の封神榜のことですね」
        “知道了!就是你所说的那个封神榜,对吧?”
        「そうだ」
        “没错!”
        「すると師匠、これはちと妙なことになりませんか?」
        “可是老师啊!你不觉得你这个说法很奇怪吗?”
        「なにが?」
        “哪里奇怪了?”
        「だって玉虚宮は、神々の数をふやすために、わざわざケンカを壳ってまで、截教の仙人道者を殺そうとしているわけでしょ。そして師匠はときどき思い出しては、截教の仙人たちを、闡教の殺し屋の餌食に送りこんでいますよね。そうすると師匠は、ふだん言っておられることとは反対に、実は、玉虚宫のお先棒を担いでいるのと違いますか?」
        “按你的说法,为了增加神界里神明的数量,玉虚宫的仙人会先故意去找截教的仙人道者的碴,然后再想办法杀光他们!我说得没错吧?可这样的话,我能不能说,老师你偶尔也会想起某位截教的仙人,然后把这位仙人当作饵食送到了阐教杀手的嘴边?那样的话,老师你现在的做法可是和你平常挂在嘴边的说法完全相反哦!那我想问你,你和阐教的那些杀人先锋到底有什么不一样呢?”
        「こら、バカな冗談はよせ!」
        “喂!黑点虎!你可不可以别再开我的玩笑了!”
        「だって、そういうことになりますがねえ」
        “我没开玩笑!事实就是如此啊!”
        「うむ、結果的にはね」
        “额……从结果来看的话,好像确实如此。”
        「ほんとうは違うんですか?」
        “那我想问下,你的解释和我的看法真的有什么不同吗?”
        「あたりまえじゃないか。戦いの勝ち負けはオレの知ったことではないんだ。ただ、不当な仕打ちには敢然と戦え。坐して死を待つな、とオレはハッパをかけているまでのことだよ」
        “肯定不同啊!这不是理所当然的吗!我又不可能提前知道战斗的胜负!我只是告诉那帮截教徒,面对阐教仙人的不正当行为,要勇敢地去和他们战斗!不要坐以待毙!事实上,我只是给他们打了个预防针而已!哈哈哈!”
        「しかし師匠。戦えばどうせ負ける、と知りながらそうけしかけるのは残酷ですよ」
        “可是老师啊!那帮截教徒和阐教的仙人一打起来,最后一定会输的!你明明知道这个结果,为什么还要去怂恿他们?你不觉得这样的做法很残酷吗?”
        「黙っとれ。お前になにがわかるか。いつかも言ったように——条理が曲げられたのを見て閑人騒ぎ出す——おれはその閑人じゃよ」
        “闭嘴!你懂什么?总有一天人们会说——当秩序被歪曲的时候,闲人们只懂得呆在一旁看热闹!——我申公豹才不是那种闲人!”
        「師匠、もうひと言だけ言わせてくださいね。閑人は、なるほどそれでいいでしょうよ。しかし、ハッパをかけられてその気になったものは哀れですがねえ」
        “老师,请让我再说一句吧!要是闲人真的如你所说那般,只懂得在一旁看热闹就好了!然而,他们被你搭讪以后,都在意起了自己的命运,从而一个个走上了不归路!你不觉得那些人很可怜吗!”
        「バカを言え。どうせワナにかけられる。ならばワナにかかる前に動いたほうが、いくらかでもマシだよ。それに、最後の勝負は、決まってみなければ、その実、誰にもわからないのじゃ」
        “胡说八道!反正无论如何,他们都会进入那个陷阱!如果这个事实无法改变的话,那我还不如在他们进入陷阱之前多少提醒一下,让他们好有所准备!再说了,最后的胜负,你不试着去决定一下的话,又有谁会知道呢?”
        「そういうもんですかねえ。やっぱり人間のことはややこしくて、わが輩にはようわからんわ」と黒点虎は、いつもの決まり文句で話を結ぶ。
        “原来如此啊!人类的事情果然很复杂,我们这些妖兽是搞不懂的!”听到这里的黑点虎,用那句老掉牙的话结束了这场谈话。
        碧遊宫に姿を現わした広成子は、水火童子に案内を乞うて、通天教主の前に進み出る。
        在碧游宫现身的广成子,请水火童子给他带路,前往拜谒通天教主。


        IP属地:安徽来自Android客户端99楼2020-04-13 22:08
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          「師叔の万寿無疆をお祈り申し上げます」と平伏して挨拶した。
          “祝师叔您万寿無疆!”广成子平伏在地,对通天教主表达了诚挚的问候。
          「おお広成子か。なんの用かな?」と通天教主は来意をたずねる。
          “哦!是广成子啊!你来碧游宫,可是有什么事吗?”通天教主询问来意道。
          「師叔に申し上げます。ご存じの通り武王が弔民伐罪の軍を起こし、姜子牙がその軍を率いて征途につきました。しかし佳夢関で、師叔門下の火霊聖母に兵を阻まれて、動きがとれません。しかも第一陣では総兵の洪錦と竜吉公主が、太阿の宝剣で重傷を負わされ、第二陣では同樣に姜子牙がそれを背中に受けて、危うく命を落とすところでした。それで弟子が師命により下山して、再三和解を調停したにもかかわらず、火霊聖母は宝貝を恃んで耳を貸そうとはしません。そこで弟子はやむをえず番天印を投げましたが、手許を狂わせて、肩を狙ったのが首に命中いたしました。それで彼女は絕命したのでございます。そこで金霞冠を持参いたし、師叔のご沙汰を仰ぎに参上いたしました」と広成子は金霞冠を手に捧げて差し出す。
          “师叔在上,广成子在此谨表歉意。如您所知,吊民伐罪的大军早已被武王发起,而姜子牙也率领这支军队踏上了征途。可师叔门下的火灵圣母却兴兵阻碍,让子牙的大军在佳梦关动弹不得。更糟糕的是,在第一阵中,总兵洪锦和龙吉公主被火灵圣母的太阿剑所重伤,同样姜子牙也在第二阵中背部中剑,险些丧命。后来,弟子奉师命下山。尽管弟子与火灵圣母再三调停,以求争取和解。可火灵圣母仗着她宝贝的威力,连弟子的任何一句话都听不进去。不得已之下,弟子只能掷出番天印解围。可没想到,弟子本想往火灵圣母的肩膀上砸去,却是一个失手,让番天印砸中了她的脖子。因此,火灵圣母不幸去世,上了封神榜。如今,弟子登门拜访,将金霞冠带来,并在此等候师叔的处置。”广成子将金霞冠捧在手中,递给了通天教主。
          「わかった。封神榜にはいくたの忠臣義士と、仙骨がなくて仙道を完う出来ない道士たちの名が連ねられているが、わが門徒の名もあがっている。やむをえないことじゃ。引き退がるがよい」と通天教主には、いささかも譴責の色はない。
          “我知道了。事实上,不只是忠臣义士能上封神榜,还有一些由于仙骨不全而无法成就仙道的道士的姓名也被写进了封神榜中。因此,在我们截教,自然会有很多门徒要上封神榜。这是天数,无法改变。广成子,我没什么别的话要说,你可以退下了。”通天教主和颜悦色,面上毫无半分谴责之意。
          「ありがたき幸わせに存じます」と広成子は再び平伏して洞府を出た。しかし、去りかけた広成子の前に、亀霊聖母が立ちはだかる。
          “能得到师叔的宽恕,弟子感到非常幸运!”广成子再次平伏在地,随后走出了洞府。但在广成子即将离开碧游宫之时,龟灵圣母却突然现身,拦在了他的前面。
          「おい、広成子。われらをあなどるにも程があろう。火霊聖母を殺害しながら、しかも大きな顔して金霞冠を届けるとは、なんたるマネだ」と刀を抜く。
          “喂!广成子!你欺负我们截教门下也就算了,好歹也要有个度!看看!你在杀害了火灵圣母后,不仅没有愧疚之心,还摆出一副大脸将金霞冠送过来!难道阐教的门人都像你这么假惺惺的吗?!”龟灵圣母拔出刀来,大声喊道。
          「因缘をつけられる覚えはない」と広成子は取り合わずに、そのまま立ち去ろうとする。
          “龟灵圣母,我不记得和你曾经有过什么仇怨!”广成子没有理会龟灵圣母的无理取闹,准备就这样直接离开。
          「なめるな!」と亀霊聖母がいきなり斬りかかった。広成子は、さっと身体を開く。亀霊聖母がさらに斬りかかった。それをかわして、こんどは広成子が怒り出す。
          “广成子!别小看我!”龟灵圣母突然朝他砍了过去。广成子霍地张开身体,硬生生抗下龟灵圣母的必杀一击。然而龟灵圣母却得势不饶人,再次往广成子身上砍了过去。作为杀死火灵圣母的代价,广成子生受了龟灵圣母的两刀。然而,面对疯狂的龟灵圣母,广成子即便再有耐性也被逼出了真火。
          「いいか亀霊。恩を受けた大先輩に、いきなり斬りかけられた場合ですら、我慢することが出来るのは、二の太刀までだ。さあ、いくぞ」と広成子は疾!と番天印を投げた。番天印の絕大な威力は碧遊宫にまで聞こえている。
          “龟灵!你给我听好了!就算我以前曾受过你这大前辈的恩惠,如今你在这种情况下向我突然发难,我也就只能忍下两刀罢了!来吧!我要出手了!”疾!广成子掷出了番天印。番天印的威力极大,惊动了碧游宫里的所有人。


          IP属地:安徽来自Android客户端100楼2020-04-13 22:09
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            亀霊圣母が水火童子に引きずり出されるのを见て、碧游宫の门徒たちは一斉に不平を鸣らした。さらに、広成子が胸を张って出てきたのを见て、激昂する。
            目睹龟灵圣母被水火童子从洞府中拖出来,碧游宫的众门徒一齐为她鸣不平。而且,广成子竟然还能挺着胸膛,大摇大摆地走出来。这让他们的情绪变得更激动了。
            再び広成子を取り囲んで一斉に刀を抜く。多宝道人、金霊圣母、武当圣母の大干部までが刀の鞘を払った。さすがの広成子も、こんどこそは本気で怖ろしくなる。三たび洞府に駈けこんだ。
            截教徒们一齐抽出了刀,再次将广成子包围了起来,就连多宝道人、金灵圣母、武当圣母等截教精英也都准备拔刀出鞘。面对如此恐怖的现实,广成子这回也被他们吓怕了。他毫不犹豫地跑回了洞府,而这已经是第三次了。
            「なぜ、さっさと下山しないのじゃ」と通天教主はご机嫌ななめとなる。しかし事情を闻いて、さっそく门徒たちを洞府に集めた。ようやくにして広成子は、无事に下山する。土遁を借りて九仙山に戻った。
            “广成子,你怎么又回来了?还不赶紧下山?!”通天教主一脸不高兴道。然而,当他听完广成子对事情经过的叙述后,还是马上将众门徒召集到了洞府之中,为广成子解围。好不容易,广成子终于能平安地下山了。随后,他便借土遁回到了九仙山。
            水火童子に追い立てられて、亀霊圣母は愤然と下山する。麓に下りたところへ、火霊圣母の遗体を背に载せた金睛驼が帰ってきた。亀霊圣母は急いで金睛驼を呼び寄せる。冷たくなった火霊圣母に取りすがって泣いた。泣き止んで、ふと头にひらめく。
            龟灵圣母被水火童子赶走,愤然下山了。然而,当她来到山脚下之时,却发现背着火灵圣母遗体的金睛驼回来了。龟灵圣母急忙把金睛驼叫了过来。面对着火灵圣母冰冷的遗体,龟灵圣母哭了。忽然,她停止了哭泣,脑海中闪现出一个想法。
            「すべては碧游宫のためだ。火霊圣母よ、赦せ!」と、その遗体を下ろして、木の枝に逆さ吊りにした。そして、手を合わせていそいそと立ち去る。
            “一切都是为了碧游宫!火灵圣母,请你原谅我!”龟灵圣母说完,便将火灵圣母的遗体从金睛驼背上放下来,倒挂在了树枝上。然后,她双手合十,朝火灵圣母拜了几下,便蹑手蹑脚地离去了。
            なにくわぬ颜して亀霊圣母は、洞府に戻ってきた。それを见つけて水火童子が咎める。
            龟灵圣母若无其事地回到了洞府。水火童子发现了她,便要出言责备。
            「たいへんなことが起こった。至急、老爷に直接ご报告申し上げなければならない」と亀霊圣母は逆に、水火童子に取り次ぎを頼む。洞府に集められた多宝道人をはじめとする门徒たちは、まだ通天教主からお叱りを受けていた。水火童子はさっそく取り次いだが、通天教主は、亀霊圣母が洞府に入ることを许さない。かわりに多宝道人が様子を见に洞府から出てきた。
            “出大事了!快!必须直接向老爷禀告!”龟灵圣母反过来委托水火童子帮她传达消息。以多宝道人为首的截教众门徒,正聚集在洞府,接受通天教主的斥责。水火童子立刻传达了龟灵圣母的请求,但通天教主还是不允许龟灵圣母进入洞府之中。然而没想到的是,为了了解龟灵圣母的所说的情况,多宝道人直接从洞府中出来了。
            「火霊圣母が麓の木の枝に、逆さ吊りにされております」と亀霊圣母が涙ながらに言う。
            “火灵圣母的遗体,被人倒挂在了山脚下的树枝上!”龟灵圣母流着泪说道。
            「よし、オレが责任をとる。かまわずに洞府へ入って老爷に报告するがよい」と多宝道人は亀霊圣母を洞府に入れた。
            “什么?!你得赶快进洞府向老爷报告这件事!没关系!要是老爷发怒的话,我来负这个责任!”多宝道人将龟灵圣母送入了洞府。
            报告を耳にして门徒たちが色めき立つ。通天教主が眼の色を変えた。もはや论议の余地はない。
            听到龟灵圣母的报告后,门徒们群情激奋,通天教主的眼神变得凌厉了起来,让众门徒失去了争论的余地。
            「老师。これまで申し上げるのをはばかっておりましたが、かねがね阐教徒は、われらを左道邪门と骂り、披毛帯角(禽獣)湿生卵化(虫鱼)の集団と蔑んでおります」と金霊圣母が、このときとばかりに油を注ぐ。
            “老师,有件事我一直以来都不敢告诉你。那些阐教徒早就骂我们是左道邪门了!不仅如此,他们私底下还鄙视我们,说碧游宫里的人,尽是披毛帯角之徒(**)、湿生卵化之辈(虫鱼)!”金灵圣母也于此时火上浇油了一把。


            IP属地:安徽来自Android客户端102楼2020-04-13 22:10
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              「金銭をことづけると減るが、言葉をことづけると枝葉がついて増えるものじゃ。噂を本気にするでない」と通天教主は言った。
              “哈哈哈!流言这种东西,你给点钱就会变少,可要是被有心人到处乱传的话,就会产生许多不必要的麻烦!你们不要把这些话当真!”通天教主笑道。
              「申すも畏れ多いことでございますが、彼らは老師をだましております。闡教が提起した神界の創設には、截教潰しの陰謀が秘められていると聞きました。商周の易姓革命は、そのためのワナで、しかも元始天尊は封神榜に、勝手に名前を書き加えているとのことでございます」と多宝道人が、さらに焚きつける。
              “对不起!老师!可我再害怕也要说出来!其实那些阐教徒欺骗了你!我听说,在阐教提出的神界创设计划中,隐藏着让截教崩溃的阴谋!商周的易姓革命,其实正是为此而设的陷阱!就算忽略这件事,元始天尊可是擅自在封神榜上加入了很多截教门徒的名字!这件事你总还记得吧?”多宝道人又加了一把火。
              「そんなパ力なことを、誰が言ったのじゃ」と通天敎主は本気にしない。
              “哈?那么,如此有力的证据,又是谁告诉你的呢?”通天教主不以为意道。
              「闡教の仙人、申公豹でございます」と多宝道人は名前をあげた。具体的に名前があがれば話は変わる。
              “阐教的仙人,申公豹!”多宝道人说出了这个名字。实际上,在他把这个名字说出来的一瞬间,事情的性质就变了。
              「うむ!」と通天敎主が唸った。
              “很好!”通天教主怒道。
              「申公豹は時に悪ふざけをするが、決して、でたらめをいう仙人ではありません」と武当聖母が言い加える。
              “尽管申公豹有时会搞些恶作剧,但他绝对不是会胡说八道的仙人!”武当圣母补上了最后一把火。
              にわかに碧遊宫の空気が一変した。
              碧游宫里的气氛突然就变得完全相反了。
              「やむをえまい」と通天教主は金霊聖母に命じて、宝物庫から宝剣の入った革袋をもってこさせる。
              “也罢!”通天教主命令金灵圣母从宝物库中拿来一个装有宝剑的革袋。
              「この袋の中に入っている四本の宝剣は、陰陽五行の術を駆使して鍛え上げられたものではなく、銅でもなければ鉄でもなく鋼でもない。海中の諸元素が析出して凝縮し、潮の干満のくり返しによって鍛えあげられた宝剣で、須弥山(大海の上にあって、それを中心に潮が渦を卷くという)に秘藏されていた三界随一の秘宝だ。やたらに持ち出して使うことははばかられるが、闡教の陰謀を粉砕するためにはやむをえない。この袋の中に陣図が入っている。その陣図にしたがって、四本の宝剣で界牌関に符陣を敷け」と多宝道人に革袋を渡す。
              “装在这个革袋里的四把宝剑,并不是用什么阴阳五行之术锻造出来的,而是先自海里的各种元素中沉淀凝缩而出,再经由潮水的反复涨落锻造而成的。这四把非铜非铁亦非钢的宝剑,是藏在须弥山(据说须弥山位于大海之上,且以此山为中心,潮水卷起了一道漩涡。此漩涡亦被世人称为“归墟”)里的三界第一秘宝。正常情况下,我是不敢随便把它拿出去用的。不过这回,为了粉碎阐教的阴谋,我也没办法了。这个袋子里还有一张阵图。你按照阵图所示,用四把宝剑在界牌关前布下符阵。”通天教主将革袋交给了多宝道人。
              「界牌関で姜子牙の東征軍を阻めば、いやでも闡教の仙人たちが集まる。そこで彼らを一網打尽にして、眼に物見せてくれよう」と通天教主は言った。
              “如果你在界牌关前布下符阵,阻止姜子牙的东征军前进的话,那么,即使阐教的仙人不愿意,也得乖乖地聚集在一起去破阵。到时候你们就会见识到,他们是如何被我一网打尽的啦!”通天教主道。


              IP属地:安徽来自Android客户端103楼2020-04-13 22:10
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                翻译组那边很缺人手 有为爱发电的封子们加入翻译吗?诚挚欢迎


                IP属地:安徽来自Android客户端104楼2020-04-14 14:50
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                  第七七回 太上老君が一気を三清と化す
                  第七七回 太上老君一气化三清
                  汜水関を陷しいれた東征軍を姜子牙は、そのまま汜水関にとどめて休養させた。休養の予定は四、五日だったが、そのまま釘付けになる。
                  攻陷了汜水关的东征军,被姜子牙直接停留在汜水关休养了。尽管他们原来的休养计划只有四五天,但五天后,他们还是直接被困在了那里。
                  東征軍が孟津に出て諸侯と会盟するためには、五関(汜水関、界牌関、穿雲関、潼関、臨潼関)を突破しなければならない。いや、孟津の会盟で盟主の座につくためには、五関を攻略しなければならなかった。汜水関を落としたことで、東征軍はその第一関門を突破したことになる。しかし、つづく界牌関の前には、東征軍が通るに通れない障碍が横たわっていた。多宝道人が、そこに「誅仙陣」を敷いていたのである。
                  要知道,东征军要出孟津与诸侯会盟,就必须先突破五关(汜水关、界牌关、穿云关、潼关、临潼关)的封锁。没错,为了让武王在孟津的会盟中成为盟主,姜子牙就必须率军尽快攻下五关。目前汜水关已被东征军攻陷,代表他们已经突破了五关中的第一关了。然而,一道东征军无法通过的障碍,却直接横在了他们接下来要攻克的界牌关前。原来,多宝道人早已在那里布下了“诛仙阵”。
                  通天教主が多宝道人に、誅仙陣をひらけと命じたのは、火霊聖母が広成子に番天印で打ち殺された日のことであった。その翌日に多宝道人は、通天教主に渡された四本の宝剣と陣図の入った袋を持って、界牌関に現われている。誅仙陣の主要な仕掛けは要するに、天地開闢の昔から須弥山に藏されていたという誅仙剣、戳仙剣、陷仙剣、絶仙剣を活用することにあった。そしてたまたま、東征軍が汜水関を攻め落としたのと時を同じくして、誅仙陣の敷設も完了している。
                  事实上,在火灵圣母被广成子用番天印打死的那天,通天教主就命令多宝道人去界牌关前布设诛仙阵了。之后的第二天,多宝道人拿着通天教主交给他的装有四把宝剑和阵图的革袋出现在了界牌关。诛仙阵的主要机关,就是灵活运用自天地开辟以来就藏在须弥山上的诛仙剑、戮仙剑、陷仙剑、绝仙剑来诛杀闯阵者。巧合的是,在东征军攻陷汜水关的同时,多宝道人也完成了诛仙阵的布设。
                  「やっとのことで間に合ったか」と誅仙陣を完成させて、多宝道人は胸をなでおろした。遅れればひどいことになったからである。しかし見事に任務を完了しながら、多宝道人の心は晴ればれとしなかった。界牌関にやって来ると早々に、申公豹と悶着を起こしたことが、心の隅にひっかかっていたからである。
                  “不容易啊!终于赶上了!”诛仙阵的完成,让多宝道人的心里松了一口气。毕竟要是再晚一步的话,就得前功尽弃了。不过,尽管多宝道人出色地完成了任务,他的心情却一点儿都不舒畅。其实,他一早就来到了界牌关,但没多久就和申公豹发生了不小的纠纷。这件事一直放在了他心底的某个角落,让他久久都难以释怀。
                  多宝道人が誅仙陣をひらくことを嗅ぎつけた申公豹は、勢いこんで猛烈に反対し、ムキになって阻止しようとした。それで悶着が起こったのだが、二人は危うく決闘するところだったのである。二人は互いに気心を知っている旧知の仲であった。
                  申公豹一听说多宝道人要在界牌关布设诛仙阵,便立马勃然大怒,拍案而起。他来到界牌关,向多宝道人表达了自己极力反对的立场,还想阻止多宝道人接下来的布阵计划。于是,二人在当时发生了剧烈的纠纷,甚至还差点儿就要发起一场危险的决斗。还好,由于他俩彼此是知心的老朋友,这场纠纷最终还是被平息了下来。


                  IP属地:安徽来自Android客户端105楼2020-04-24 10:34
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                    ——四本ある須弥山の宝剣は、もともと太上老君(老子)が鴻鈞道人(混沌氏)から、折りを見て「西方」の聖者に渡すようにと託されたものである。それを、かなり以前のことだが、自分が渡してこようと通天教主が持ち出したまま、知らぬ顔で仕舞いこんでしまった。それでも、もしそれだけのことなら、なにも猫ババしたわけではない。届けるのを忘れていただけだ、と言い逃がれることも出来よう。しかし、それをケンカに使ったとあれば、ただごとではなくなる。しかも、それによって宝剣の所在が明らかになれば、西方の聖者が現われて所有権を主張し、引き渡しを要求するに違いない。いやでも争いになる。そればかりではない。責任上、太上老君がそれを取り返さなければならなくなる——と申公豹は説く。
                    ——原来,四把须弥山的宝剑,本应是太上老君(老子)从鸿钧道人(混沌氏)那里得到后,委托通天教主见机行事,交给“西方”的圣者的。这是很久以前的事情了。那时,通天教主提出,让太上老君先把宝剑交给自己,再由他将这四把宝剑交给西方的圣者。然而,通天教主在得到宝剑后,却若无其事把它给据为己有了。尽管如此,如果只是这样的话,也并不是什么大不了的事情。就算西方的圣者想要追究,也可以用类似于“我只是忘记送过来”这样的理由来搪塞过去。可是,如果通天教主准备用这四把宝剑来和元始天尊打架的话,那就不是可以闹着玩的事情了。更麻烦的是,如果西方的圣者弄清楚了宝剑的所在,就一定会主张自己对宝剑的所有权。当他们出现之时,就会要求通天教主将宝剑交还。到时候,就算通天教主不愿意,也难免会与西方的圣者发生矛盾纠纷。不仅如此,出于责任的话,太上老君也不得不亲自出手,把宝剑给抢回来——申公豹如此说道。
                    「そうじゃなくたって、老君は闡教の長老だから、いずれ出てくるだろうよ」と多宝道人が木で鼻をくくるように言った。
                    “就算情况不是你所说的那样,老君身为阐教的长老,早晚也会亲自出手的!”多宝道人不耐烦地说道。
                    「それは違うぞ多宝。たしかに老君は闡教の長老だが、偏狭な党派意識はない」と申公豹は言う。
                    “那可不对!多宝,老君确实是阐教的长老,但他可没有狭隘的党派意识!”申公豹道。
                    「それは、にわかに信じがたいが、しかし老君が出てきたら、それがどうしたと言うんだ?」と多宝道人は面倒くさくなって開き直る。
                    “你说的话,让我一时难以相信。万一老君到时出手了,你又准备如何向我解释啊?”多宝道人觉得和申公豹再绕来绕去很麻烦,便直接开门见山地翻脸了。
                    「バカなことを言うでない。腕ずくで取り返さなければならなくなったら、通天教主がみっともないことになるぞ」と申公豹も色をなす。
                    “别说傻话!如果到时老君不得不用武力夺回四把宝剑的话,通天教主一定会在整个仙界里出丑的!”申公豹正色道。
                    「なに、教主をはじめとして、われら截教徒はこれまでも、ずっとみっともない目に合わされ続けてきた。なにしろ“非正統派”だからねえ。しかしそれを、ただじっと我慢する手はない。そこで考えたんだ。傲岸無礼、傍若无人なキミたち闡教徒にひと泡吹かせて、身の程を思い知らすには、これしか手はない」と多宝道人はやけっぱち気味である。
                    “你说什么?!敢不敢再说一遍!到现在为止,以教主为首,我们这些截教徒一直在遭受各种不光彩的待遇!毕竟,在你们眼里,截教可是‘非正统派’啊!但是,我们不可能再一直忍耐下去了!要让你们这些傲岸无礼、旁若无人的阐教徒认清自己的处境,不再到处吹牛逼,歧视我们的话,就只能用这个办法了!至少我就是这么想的!”多宝道人愤怒地抱怨道。
                    「なればこそ絶対に、太上老君を直接の敵にまわしてはならない」と申公豹が言った。
                    “正因为如此,所以你们绝对不能把太上老君当作直接的敌人来对付啊!”申公豹道。
                    「なあに、老君といえども、この四本の宝剣には手が出ないさ」と多宝道人はタカをくくっている。
                    “你在说什么啊?就算是面对老君,我也不会拿这四把宝剑来出手对付他的!”多宝道人满嘴跑火车道。
                    「バカ言うんじゃない。見ろよ」と申公豹は払麈(払子)に仕込まれていた「雷公鞭」を取り出した。
                    “你还要再傻下去?那就让你看看我的本事!”申公豹拿出了被他日常用作拂尘(拂子)的“雷公鞭”。
                    「これは老君にいただいたものだが、玄都にある宝貝の中では、物の数ではない。しかし、これでさえ、その気になればキミの敷く陣を片っ端から、吹っ飛ばすことが出来るんだぞ」
                    “这把拂尘是老君给我的,然而它在玄都的宝贝中,还排不上号!不过,就算是这把拂尘,如果我想的话,就能从一端开始,直接把你所布下的诛仙阵给吹飞哦!”


                    IP属地:安徽来自Android客户端106楼2020-04-24 10:34
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                      「へええ、胁迫ときたか?」
                      “嘿嘿!你这算是在威胁我吗?”
                      「胁しじゃない。场合によっては本気でブッ飞ばす」
                      “我不是在威胁你!只是想先看看情况,再认真考虑一下,是不是现在就要把你布下的诛仙阵给吹飞!”
                      「なにッ!」と多宝道人が、手许にあった宝刀の中から诛仙剣を手に取った。抜く构えである。
                      “你说什么?!”多宝道人收起了手中的宝刀,将诛仙剑取在手中。在多宝的攻势下,诛仙剑隐隐地要被拔出来了。
                      「ちょっと待て、多宝。気でも狂ったのか。それを抜いたらオレを杀せるかも知れない。しかし抜く间に、剣はともかく、キミは木っ端微麈になるのだぞ」と申公豹は雷公鞭をつきつけた。二人はついに眦を决して睨み合う。
                      “等一下!多宝,你还没有疯吧?你如果把诛仙剑给拔出来的话,也许就能杀了我!不过在你拔剑之后,姑且不论剑会怎样,你肯定会被我的雷公鞭化为齑粉!”申公豹准备使出雷公鞭。二人终于瞪大了眼睛,互相观察着对方的一举一动。
                      「あ—あ」と黒点虎が溜息をついた。
                      “啊——啊”黑点虎叹了长长的一口气。
                      「立派な二人の仙人が子供のような、意味のないケンカを始めるんですか」と言うなり黑点虎は*っ尾で、いきなり多宝道人が手にしていた宝剣を叩き落とす。つぎの瞬间、申公豹を乗せて风のように飞び去った。
                      “你们都是可以开宗立派的仙人了!为什么还要像个小孩子一样,进行毫无意义地争吵?还要打架?!”黑点虎突然用它的尾巴击落了多宝道人手中的宝剑。紧接着,它就在一瞬间带着申公豹如风一般飞走了。
                      界牌関に诛仙阵をひらいた直接の目的は、东征军の东进を阻むことではない。そこに阐教の仙人たちを诱き出して、ひと泡吹かせようとの魂胆であった。通天教主には、阐教の仙人が诛仙阵を破れない、という自负がある。
                      其实,通天教主让多宝道人在界牌关布下诛仙阵的直接目的,并不是阻止东征军东进,而是想把阐教的仙人全引到那里去后,让他们大吃一惊吓破胆子,最终不敢再找截教徒的麻烦。自信满满的通天教主,认为阐教的仙人绝对不可能破得了诛仙阵。
                      果たして通天教主の思惑通りに、玉虚宫门下の仙人たちは、诛仙阵を破らなければならなくなった。仙头の燃灯道人をはじめとして十二大仙に非常召集がかけられる。
                      果不其然,如通天教主所料那般,玉虚宫门下的仙人们不得不来破诛仙阵。自仙首燃灯道人以下,十二大仙们都被紧急召集到界牌关,共商破阵之法。
                      そのために白鹤童子が真っ先に、乾元山へ飞んだ。哪吒が太乙真人の许に帰ってきていることを、白鹤童子は知っていたからである。金光洞に着いか白鹤童子が金霞童子に案内を乞うと、洞府から三头八臂の大男が出てきた。
                      为此,白鹤童子最先飞到了乾元山。事实上,白鹤童子知道哪吒已经回到了太乙真人那里。来到金光洞的白鹤童子,请金霞童子引他进去,可一个三头八臂的大个子却从洞府里出来了。
                      「白鹤、そこへ控えろ」と大声でいきなりどなる。
                      “白鹤,我们到那里去说。”大个子大声喊道。
                      「おお、哪吒。すごいじゃないか」と言われて哪吒はおどろいた。
                      “啊!你是哪吒!看到你生龙活虎的,真好!”哪吒被白鹤童子这么一说,对他那么快就猜到自己的身份也感到有点惊讶。
                      「なんだ、すぐわかったのか」
                      “哦?你这么快就猜到了?”
                      「うむ、匂いでわかったんだ」
                      “嗯!我能闻出你的味道!”
                      「オレに何か妙な匂いでもあるのか?」
                      “咦?难道我有什么地方不对劲吗?”
                      「うん、莲の花の匂いがする」
                      “是的!你现在的味道就像一朵莲花一样!”
                      「そうか。ところで白鹤、ついに九竜神火罩をもらったぞ。その昔、师父が石矶娘々を烧き杀したときから、欲しいと思いつづけてきたんだ」
                      “好吧!对了!白鹤,我终于拿到九龙神火罩了!自从师父把石矶娘娘给烧死以后,我就想得到它。”
                      「それはよかったね。それより“隠现の法”も教わったんだろ?」
                      “听到这个消息,我很高兴。比起那个,‘隐现法’也学过了吧?”
                      「あたりまえだよ。このままだと、まるでお化けじゃないか」
                      “当然学过了啊!不然的话,我再这样下去,就会变得和怪物一样了!”
                      「それはそうだ。オレもお前がその姿じゃ気色わるくて话しづらい。すぐ元の姿に戻せよ」
                      “那是自然!其实,我不喜欢你现在的样子,也很难跟这样的你继续聊下去。”
                      「よし、隠现の法をお目にかけるぞ。疾!」と哪吒は三头八臂から元の姿に戻る。白鹤と肩を并べて洞府に入った。
                      “好吧!那就让你看看隐现法的效果是怎样的吧!疾!”哪吒从三头八臂的状态回到了原来的样子,和白鹤童子肩并肩进入洞府之中。


                      IP属地:安徽来自Android客户端107楼2020-04-24 10:35
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                        「師叔、ご下山を願います。界牌関の前に築かれた蘆蓬にお集まりください」と白鶴童子が太乙真人に、まず玉虚宮の符命を伝える。
                        “师叔,请您即刻下山,到界牌关前筑成的芦蓬处集合。”白鹤童子先向太乙真人传达了玉虚宫的符命。
                        「師叔、哪吒はなぜ三頭六臂ではなくて、八臂ですか?」と聞く。
                        “师叔,哪吒为什么不是三头六臂,而是八臂?”白鹤童子问道。
                        「六臂はそこらにゴロゴロいるから、それでは面白くないと思ったのじゃ。それに、背後につけた二本の手で“陰陽剣”を構えておれば、いちいち振り返らずとも、背後から襲いかかる敵や宝貝を始末できるんだ」
                        “六只手臂的那个家伙,现在还在到处闲晃呢!我觉得再按他的那个样子来弄就一点意思都没有了。而且,如果哪吒背后有两只手拿着‘阴阳剑’的话,就算他不一一回头,也能收拾掉从他背后袭来的敌人和宝贝。”
                        「じゃ、もう誰にも負けませんね」
                        “那我以后不会再输给任何人了!”
                        「そうだ。乾元山の弟子が誰かに負けてたまるか!」と太乙真人は胸を張った。
                        “没错!难道乾元山的弟子可以输给哪个阿猫阿狗吗?”太乙真人挺起胸膛,自豪地说道。
                        「では……」と白鶴童子は辞して洞府を出る。
                        “那么……”白鹤童子辞别太乙真人,准备离开洞府。
                        「そうだ白鶴。父上がオレと同じ怪我をして靈鷲山へ静養に帰っているんだ。樣子を見てきてくれよ」と哪吒が言った。
                        “对了!白鹤,父亲和我受了同样的伤,回到了灵鹫山静养。你帮我去看看,他现在怎么样了,好吗?”
                        「なに、李靖さんは金身です、傷つけられたって問題ないさ。懼留孫師叔は本気で心配したんじゃなくて、怪我したキミたちに骨休みをさせようとしたまでだよ。あの師叔は特别やさしいからなあ」と白鶴童子は答えて飛び立つ。飛び立った小鶴が、あっと見る間に視界から消えた。
                        “别担心!李靖修成了金身,受了伤也没什么关系的。其实惧留孙师叔当初并不是真的很担心你们。只不过你们当时受伤了,他想让你们多休息一下而已。惧留孙师叔,真的好有爱心啊!”白鹤童子答毕,便起身离开了。飞身而起的小鹤,一眨眼就从哪吒的视线里消失了。
                        「やっぱり速いな。あれに追いつけるものはどこにもいまい」と一緒に送り出した太乙真人が改めて嘆息する。
                        “果然很快啊!在仙界,无论是哪里的人,都没有一个能追得上他的!”太乙真人与哪吒一起将白鹤童子送出洞府。目睹白鹤童子的速度,太乙真人不由得再次发出了叹息。
                        「ところが師父。申公豹師叔の黒点虎というのが、同じくらい速いんだそうです。白鶴が自分でそう言ってたから間違いありません」と哪吒がよけいなことを言った。太乙真人は聞こえなかったふりをして横を向く。
                        “师父,可是申公豹师叔的黑点虎的速度,据说和白鹤一样快。我记得白鹤自己就这么说过,应该是没错的吧?”哪吒好像说了多余的话,太乙真人装作没听见的样子,眼睛不停地朝旁边看。
                        「さあ、一緒に下山しよう」とひと休みして太乙真人が言った。師弟が仲良く界牌関の蘆蓬に現われる。蘆蓬造りの指図でひと足さきに下山していた黄竜真人が、姜子牙と迎えに出た。姜子牙が、太乙真人の背後にしたがった三頭八臂の巨漢に首をかしげる。
                        “那我们就一起下山吧。”太乙真人休息了一阵后说道。就这样,师徒二人出现在了界牌关的芦蓬前。此前,奉玉虚宫符命,黄龙真人先行下山,来到界牌关前指点姜子牙建造芦蓬。眼见太乙真人到来,黄龙真人和姜子牙连忙出来迎接,而在太乙真人的背后,一个三头八臂的大个子也朝姜子牙鞠躬问好。
                        「ボクですよ、師叔。哪吒です。ただいま戻ってまいりました」
                        “是我啊!师叔,我是哪吒!现在我回来了!”
                        「なんだ哪吒か。驚かすなよ」と姜子牙は微笑む。そこへ李靖は光遁で空から降ってきた。哪吒が迎えて、一緒に蘆蓬の下に設けられた詰所に入る。
                        “什么?你是哪吒!你别吓我!”姜子牙微笑着和哪吒开起了玩笑。这时,李靖驾光遁从天而降。哪吒迎了上去,与李靖一同进入芦蓬下设置的值班室之中。
                        まもなく踵を接するようにして、玉鼎真人を先頭に崑崙十二大仙がぞくぞくと到着した。ややおくれて燃燈道人が姿を現わす。
                        不久后,以玉鼎真人为首,昆仑十二大仙一个接一个地来到了界牌关。过了一会儿,燃灯道人也在芦蓬前现身了。
                        誅仙陣はすぐ目の前にあった。しかし一団の紅気に被い隠されていて見えない。
                        诛仙阵就在众人眼前,然而这阵法却隐藏在一团红气之中,让人看不见阵中的任何景象。
                        「あの紅気を払いのけて来ましょうか」と広成子が燃燈道人の同意を求めた。
                        “我去把那股红气推开吧?”广成子希望燃灯道人同意他的请求。


                        IP属地:安徽来自Android客户端108楼2020-04-24 10:36
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                          「いや、当方から手を出さずとも、相手が披露するはずだ」と燃燈道人は答える。
                          “不!即使我们不出手,他们也会主动公开这个阵法的样子的!”
                          「では、催促してきましょうか」と広成子がさらに言った。
                          “那我去催催他们吧?”广成子进一步说道。
                          「うむ。すでに勢揃いしたのだから、それもよかろう」と燃燈道人は承知する。広成子が蘆篷を下りて、誅仙陣に歩み寄った。それを見ていた多宝道人が、手を発して雷を起こす。雷鳴とともに紅気は霧散して、誅仙陣が外観を露わした。
                          “嗯!反正我们的人已经到齐了,你这样做也没什么问题。”燃灯道人同意道。广成子下了芦蓬,向诛仙阵走近。眼见广成子到来,多宝道人发手起雷。伴随着阵阵雷鸣,红气逐渐消散,使诛仙阵的外观也露了出来。
                          「おい広成子、なんで火霊聖母の遺体を逆さ吊りにしやがったか」と多宝道人が宝刀を手に、いきなり広成子に斬りかかる。
                          “喂!广成子,你为什么要把火灵圣母的遗体倒吊起来!”多宝道人宝刀在手,突然朝广成子砍去。
                          「とんでもない言いがかりをつけるなよ、多宝。先だってはお前たちの本拠地だったから遠慮したが、こんどは容赦せんぞ」と広成子はいきなり番天印を投げた。仕返しをしようと、広成子はやってきたのである。しかし番天印が襲いかかるのを見た多宝道人は、陣の中に逃げこんで難を避けた。さすがの番天印も陣内まで追っては行けない。空しく手許に戻ってきた番天印を懐に、広成子は蘆蓬に引き揚げた。
                          “多宝,你别再瞎找我的碴了!上一回我毕竟是到你们的大本营去拜访,故而我多次忍让,但这一回,我不会再忍了!”广成子直接掷出了番天印。原来,广成子这次是为了报仇而来的。不过,多宝道人看到番天印袭来,急忙逃回阵中,避过了一劫。毕竟,就算是番天印,也无法追着多宝道人进入诛仙阵内。不久后,番天印空手而归,回到了广成子的怀里。广成子心有不甘,默默回到了芦蓬之中。
                          紅気が消えて姿を露わした誅仙陣は、陰雲惨々として怪霧が立ちこめ、冷風習々として渦を巻きながら反覆して定まらず、殺気腾々として見るだに戦慄をおぼえる。
                          红气消失后,诛仙阵的样子露了出来。阵中阴云惨惨,生出一团团向四周弥漫的怪雾;冷风习习,卷起了一道道翻覆不断的漩涡;杀气腾腾,让人光是看着都感到无比战栗。
                          「さすがに凄まじい悪陣だ。われらが手には負えない」と燃燈道人が嘆息した。その凄まじい殺気にあてられながら、燃燈道人と十二人の仙人は、めいめいに座蒲団の上で元神を運行して一夜をすごす。
                          “这恶阵真是太可怕了!看来,我们是破不了它的!”燃灯道人叹息道。在这可怕的杀气中,燃灯道人和十二位仙人各自坐在蒲团上运神调息,度过了胆战心惊的一夜。
                          翌朝、ほとんど時を同じくして、通天教主が誅仙陣に、元始天尊が蘆蓬へ姿を現わした。弟子たちに迎えられて蘆蓬にあがった天尊は、間もなく十二大弟子を率いて、誅仙陣の前に進む。
                          次日清晨,通天教主降临诛仙阵,而几乎在同一时间,元始天尊也出现在了芦蓬。在弟子们的迎接下,天尊登上了芦蓬。不久后,天尊率领着十二大弟子,向诛仙阵奔赴而来。
                          「やっぱり来たか、道兄。まずはご機嫌よう」と通天教主が声をかけた。
                          “道兄,你果然来了啊!贫道在此敬祝你福泰安康,万寿無疆!不过请你先别急着破阵,让我们俩好好聊两句吧!”通天教主如此说道。
                          「やっぱり、とは何たる言い方をするのじゃ、賢弟。ケンカを壳られても買わないつもりでいた。しかし姜子牙の東進を阻まれては、やって来ざるをえない。商周の易姓革命は、天命として相互に了解ずみのことではないか。なぜに、かような悪陣をひらいて妨害するのじゃ?」と元始天尊は言う。
                          “果然……怎么说呢……唉!贤弟,就算你我之间有些许理念冲突,我本来也不打算过来和你亲自较量的。那毕竟伤了和气。然而,姜子牙的东进被你所阻,故而我不得不来。商周的易姓革命,本就是天命。你我不是已互相确认过了吗?为什么你还要布下这样的恶阵来妨碍天命的运行呢?”元始天尊道。
                          「とぼけているのか、勘違いしているのか知らないが、はっきり言っておく。姜子牙の東進を阻むより、汝ら一統と雌雄を決しようと、布陣したのじゃ」
                          “道兄,不知是你在这里装糊涂,还是你确实对我有些误解。反正你我既然见面了,我就把话给你说清楚。我!通天教主!并不想阻止姜子牙东进!而是为了和你一决雌雄才布下这个诛仙阵的!”
                          「なぜに?」
                          “为什么?”
                          「広成子に聞くがよい。汝ら闡教の思いあがりが鼻持ちならなくなったのだ」
                          “你可以去问广成子啊!你们阐教仙人私下里的想法、说法、做法已经越来越不像话了!你不知道吗?”
                          「広成子が何をした、と言いたいのかね?」
                          “你的意思是,广成子做了什么让你不高兴的事情吗?”


                          IP属地:安徽来自Android客户端109楼2020-04-24 10:36
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                            「それだ。そのような口のきき方が気にくわないのだ。身内はなにをやっても正しい、なんの文句があるのか、といった汝らの理不尽と思いあがりが赦せないのだ。しかし、口論をするつもりは、もはやない。せっかく来たのだから、思いあがっている程に道根が深いかどうか、証明をしてもらおうじゃないか」
                            “你说得没错!不过,我不喜欢你们阐教的说话方式!你们这些阐教仙人不管说什么做什么都是对的!我的门下又有什么可以抱怨的?!然而,你破我门下的黄河阵时可有讲过道理?你在封神榜上随便添加我门人的名字可有尊重过我?反正,我如今是饶不了你们这些不讲理的人了!不过,我已经不打算和你吵架了!道兄,你好不容易来这里一趟,不如就和我一同来证明一下,你我的道根(修道的根底基础)究竟哪个更深一些?难道你不想知道这个结果吗?”
                            「問答は無用、陣を破れ、というのじゃな。それもよかろう。まずはその陣を見せてもらうぞ」と元始天尊は乗っていた九竜沈香輦の上で、飛来椅(空飛ぶ椅子)の肘掛けをポンと叩く。飛来椅が三尺ほど浮き上がった。脚下に瑞雲が渦巻いて瑞光を放つ。頭上に金蓮が現われて金光が輝いた。
                            “不必多说!你不是要我来破阵吗?那也可以!不过,能否请你先让我看看诛仙阵的阵容?”元始天尊坐在九龙沉香辇上,砰地一声拍了下飞来椅(能在空中飞行的椅子)的扶手。飞来椅离地面约有三尺来高。天尊脚下的瑞云,卷起道道漩涡,放出阵阵瑞光,而他的头上,也现有一朵金光闪耀的金莲。
                            瑞雲と金蓮に護られて、元始天尊は陣門を入る。そこは誅仙門で、門の上に誅仙剣が掛けられていた。震動が起これば誅仙剣が飛び出して、首を刎ねる仕組みになっている。
                            在瑞云和金莲的保护下,元始天尊入了诛仙阵的阵门。那是诛仙门,门上挂着诛仙剑。诛仙门里设有很特别的机关。只要震动一起,诛仙剑就会飞出,将闯入者的头颅斩下。
                            誅仙陣には、東西南北に門があった。誅仙門のほかに、戮仙門、陷仙門、絕仙門、と四つの門がついている。そして誅仙剣が誅仙門に掛けられていたように、戮仙剣、陷仙剣、絕仙剣が、それぞれの門に掛けられていた。
                            在诛仙阵的东西南北四个方向,各设有一扇门。除了诛仙门以外,还有戮仙門、陷仙門、绝仙门,合共四个门。正如诛仙剑挂在诛仙门上一样,戮仙剑、陷仙剑还有绝仙剑也分别挂在了各自的门上。
                            それぞれの門を入ったところに「闕(二階になった門)」がある。四つの門を結んだ中央に八卦台があった。八卦台が、いわば司令塔になっている。闕は飛び出した宝剣の誘導装置のようなものであった。四本の宝剣を、それぞれ単独に飛ばしたり、適宜に組み合わせたり、あるいは四本を一斉に飛ばすことが出来る仕掛けになっている。
                            在每个大门的入口处,都有一个“阙(两层的门观)”,而连接四道门的中心是一个八卦台。可以说,八卦台就是一个指挥中心,而阙则类似于使那把宝剑飞出去的感应装置。事实上,阙既能让四把宝剑分别单独飞起,又可使它们适当组合,还能令它们在同一时间一齐飞出,端的是一个神奇的机关。
                            「なるほど、これは一人や二人では破れない」と元始天尊は心にうなずきながら、陣内を一周して、おもむろに入った誅仙門から出てきた。
                            “原来如此!这个阵法不是一两个人就能破得了的!”元始天尊一边点头,一边在心中暗自说道。他在阵内大着胆子转了一圈,最后慢慢地从诛仙门中出来了。
                            「どうだね道兄。是が非に殺すつもりはない。それゆえ危いと思ったら、破らずともよいのだぞ。その代わり姜子牙の東征軍は、絶对に通さない」と通天敎主が薄ら笑いを顏に浮かべる。
                            “怎么样?道兄!我又没说非杀了你不可!如果你觉得诛仙阵很危险的话,不去破也没问题的!不过这样的话,姜子牙的东征军就绝对通不过界牌关啦!”通天教主的脸上浮现出了淡淡的笑容。
                            「それより賢弟。破られたらどうするかを、よく考えておいたがよい。そのための時間を与えてやろう。改めて出直す」と言って、元始天尊は蘆蓬に引き揚げた。
                            “贤弟啊!比起那个,如果诛仙阵最后被破了,你该怎么办呢?你最好认真考虑一下这个问题。为此,我可以给你一点时间。改日,我再来找你破阵。”说完,元始天尊就回到了芦蓬。
                            翌朝、板角青牛(水牛)に乗った太上老君が蘆蓬に現われる。元始天尊は弟子たちを路傍に平伏させて迎えた。蘆蓬に案内した元始天尊が、昨日、自分が見た誅仙陣の状況を事細かに話す。
                            第二天一早,太上老君骑着板角青牛(水牛)出现在芦蓬外。元始天尊让弟子们平伏在路边,以迎接太上老君的到来。老君下牛后,元始天尊将他引进了芦蓬,并和他详细说明了昨日自己看到的诛仙阵的情况。
                            「やはり西方の二聖が到着するのを待って、四人で破るほかあるまい」と意見を言った。しかし太上老君は別にそれを気にかけた樣子はない。
                            “还是等西方二圣来了之后,我们四个人再一齐把诛仙阵给破了吧。”元始天尊说出了他的意见。


                            IP属地:安徽来自Android客户端110楼2020-04-24 10:37
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                              「もう一度、言い分をきいてくる」と太上老君は芦蓬を出た。青牛で陷仙门に近づく老君の姿を见た通天教主がとび出してくる。
                              “我再去一次,听听通天教主对我的意见。”太上老君出了芦蓬,乘青牛往陷仙门接近而来。通天教主看到老君的身影,急忙从阵内跑了出来。
                              「ご机嫌よう道兄。误解はないと思うが、ケンカを売ったのではない。売られたケンカを、 やむなく买ったのだ」とまず挨拶して弁解した。
                              “道兄,您居然亲自前来,实在是太客气了!在我看来,我和你之间没有什么误会吧?而且我也并不想找你的碴。我只不过是觉得自己被元始天尊出卖了,无奈之下想找他说说理而已。”通天教主先向太上老君问好,然后就开始为自己辩解了起来。
                              「いや贤弟。わしはケンカを売りにきたのでもなければ买いにきたのでもない。须弥山の宝剣をかえしてもらおうと思って来たのじゃ。さっそくだが、そこに挂けた宝剣を四本ともはずしてくれないか。元通り袋に入れてかえしてもらおう。西方の二圣人には、引き取りにくるようにと连络してある。まもなく现われるはずだ。その前にはずしておかないと、わが玄门の中の一人の教主が泥棒を働いた、という汚名を着せられる。すぐはずしてくれれば、なにもなかったことにしてやろう」と太上老君は言った。
                              “不!贤弟,我不是来找你吵架的,更不想和你打架。我来这里,是想请你把须弥山的宝剑还给我。你能马上把挂在那里的四把宝剑都取下来,再照原样装进革袋里还给我吗?我已经联系了西方的两位圣人,他们很快就会过来取走的。万一你不在那之前将宝剑给取下来的话,——我们玄门中的一位教主做了小偷——就会被人们冠以这样的恶名!可如果你能马上把四把宝剑给取下来的话,那我就当什么事都没发生过,也不再管阐截二教之间的争斗,如何?”太上老君道。
                              「せっかくだが道兄、そうはいかない。阐教の横暴と理不尽を正すために、いつまでもその宝剣は借りておく」
                              “道兄,对不起!这是不可能的!为了纠正阐教仙人的蛮横无理,我将永远借用那四把宝剑!”
                              「谁が贷すと言った?」
                              “谁说我会借给你?”
                              「胜手に借りたことにする」
                              “就当是我擅自借来的吧!”
                              「バカな言いかたをするんじゃない。それこそ理不尽ではないか」
                              “别再装腔作势了!你的话,听起来像个**一样!你现在的做法,才是不讲理的,不对吗?”
                              「じゃ、お互いさまだ」
                              “那我们就互相扯平了!”
                              「仲间うちのことは、おいおいに片付ければよいが、これにはわれら玄门中人の面目がかかっている。くだらないことで鼎の軽重を问われては、どうしようもあるまい。理屈はいうな。早くはずしてくれたまえ」
                              “贤弟!朋友间的小矛盾,趁早解决就得啦!这是我们玄门中人的脸面啊!如果你非要由于一些无聊的小事而要与阐教一决高低的话,那我也没有办法。贤弟,别再和我扯什么大道理啦!不管怎么样,你先把那四把宝剑给取下来,好不好?”
                              「いやだ、と言ったら?」
                              “如果我说不呢?”
                              「やむをえない。この扁拐(曲りくねった杖)で叩く。痛いぞ」
                              “那就没办法了!我只能用这根扁拐(弯曲的手杖)来打你了!会很痛的!”
                              「そうか。ならば阵内に入って叩くがよい。ただし断わっておくが、四本の宝剣が动いたら、いかな道兄でも首が落ちるぞ」と通天教主は陥仙门をくぐった。
                              “是吗?如果是那样的话,你可以到诛仙阵里来打我!但是我不会让你打到我的!要是四把宝剑一齐发动的话,不管道兄有什么神通,脑袋都会掉下来的!”通天教主说完便进了陷仙门。
                              太上老君は入りかけて、いったん立ち止まる。疾!と「一気」を吐き出した。突如として诛仙斗に上清道人が、戮仙门に玉清道人、绝仙门に太清道人が现われる。その「三」人の「清」が名につく道人が、太上老君と同时に、それぞれの门をくぐるなり一斉に八卦台上の通天教主を包囲した。それぞれ手にした剣で、取り囲んだ通天教主に袭いかかる。この「三清」道人は、実は幻であった。しかし実在の道人のように动きまわる。
                              太上老君刚要进去,却突然停了下来。疾!“一道气”从他的口中吐了出来。突然,上清道人出现在诛仙门前,玉清道人出现在戮仙门前,太清道人出现在绝仙门前。那“三”个以“清”为名的道人,和太上老君同时入了各自的阵门。一进门,四人就趁机一齐将八卦台上的通天教主给包围了起来。“三清”道人各自挥动着手里的剑,向被包围着的通天教主发动了攻击。其实,“三清”道人只是幻影,然而这些幻影却像现实中存在的道人一样行动自如。


                              IP属地:安徽来自Android客户端111楼2020-04-24 10:38
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