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回复:安能务著《封神演义》中文版

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姿を見せたのは、风采のあがらない矮小な道人である。しかし、天地が覆えっても動じないぞ、と言わんばかりに眼が坐っていた。
现出身形的,是一位其貌不扬的矮小道人。可他的眼神仿佛在说,就算天翻地覆了对他也不会有任何影响。
「よう、なんだか、ご機嫌はうるわしくないようだが、道兄各位、ご機嫌よう」と道人は、人をくったような挨拶をしたが、それでいて嫌味がない。見かけによらず、魂の位が高いからである。燃灯道人が敬意を表して、洞府と姓名をたずねた。
“啊!总觉得,这位道兄你的心情好像不太好。不过我还是要说,各位道兄请了!”尽管矮道人如挖苦人似的向众人打了个稽首,不过大家也并没有讨厌他。毕竟不管他外表如何,从他的灵魂中可以看出,这矮道人的地位好像很高。燃灯道人对矮道人表示了敬意,并向他询问了洞府和姓名。
「西昆仑の“闲人”で、姓は陆、名は一字で压と申す。铁叉山は八宝云光洞の度厄真人とは隣同士である。しかし千数百年来、家に帰ったことがなかったから、まだ会ったことはない。三山五岳、海岛蓬莱を気ままに闲游して、家がどこにあるかを忘れていた。游びほうけて蟠桃会(仙人の园游会)に赴いたこともなく、玉虚宫に天尊を访ねたこともなければ、玄都の老君に拜谒したこともない。もとより碧游宫の通天教主に挨拶したこともなく、どうしようもない闲人、いや野人でござる。和光同尘(平等な付き合い)を愿いたい」と陆压は自己绍介する。
“我是西昆仑的‘闲人’,姓陆,名一字压,和铁叉山八宝云光洞的度厄真人彼此是邻居。可是一千几百年来,我还没有回过家,因此度厄真人并没有和我见过。三山五岳、海岛蓬莱都任我随心所欲地遨游,现在我差不多连家在哪里都忘记了。我既没有去蟠桃会(仙人的园游会)玩过,也没有拜访过玉虚宫的元始天尊和玄都的太上老君,而碧游宫的通天教主更是连个招呼都没有打过。我,陆压,只是一个无可救药的闲人,不,是野人,而我现在只是想和你们和光同尘(平等地交往)而已。”陆压自我介绍道。
「そうであるのに、わざわざの光临は光荣至极。なにかご教示の向きでも?」
“你明明有如此深厚的根底,还特地光临此地。我们真是光荣至极啊。请问陆道兄,有什么可以指点我们的?”
「いやいや、各位とは同声异俗(生まれは同じでも育ちが違う)だが、臭味相投(欠陷を同じくする)。ゆえに同病相怜れみて参上した」
“哪里哪里,我和各位同声异俗(虽然有相同的出身,却有不同的成长经历),不过臭味相投(大家都有一样的问题,但是合得来)。我因和各位道兄同病相怜,故而特地前来拜访。”
「と言われると?」
“道兄何出此言?我等洗耳恭听。”
「なに、ご多分にもれず、やはり杀劫に取りつかれて、ちょっと人杀しがしたくなった。手がむずむずしている。杀戒を破るのには、お誂え向きの舞台があると知って、まかり越した次第だ」
“什么洗耳恭听?我可不胜惶恐。我如今也还被杀劫缠身,手痒痒的,有点儿想杀人了。既然我要破杀戒,就肯定需要一个量身定做的舞台。我刚知道,有个烈焰阵在这里,就想顺道过来看看。”
「では、われらが苦境をご承知で?」
“那么道兄,你知道我们现在的困境吗?”
「その通り。前から一度、しかと見ておきたい、とは思っていたが、どうやら、あの金蛟剪には、触らないほうが祟りがなさそうだ。しかし赵公明は道术の无穷を知りながら、玄中の妙を知らない。よって、彼に金蛟剪を使わせなければよいのじや」
“不就是那样?话说我之前虽然想至少看一次金蛟剪,但现在看来,还是别去碰那把金蛟剪为妙。不过话说起来,赵公明只知道术无穷,岂晓得玄中更妙?因此你只要不让他用金蛟剪,他不就无计可施了吗?”
「ごもっとも。しかし、それが出来れば苦労はないのだが」
“你说得对。但如果我们能做到这一点,就不用那么辛苦了。”
「なに、方法はある」と陆压は言った。燃灯道人が、いや十二大仙もそれと聞いて愁眉を开く。
“什么辛苦?我有办法。”陆压道。燃灯道人,不,连十二大仙一听也因此而展开了愁眉。
果たして翌朝、早々と赵公明が現われた。五夷山の萧升の脑天を一击の下に叩き割った、あの铁鞭を手に握りしめている。
第二天早上,赵公明果然早早地就出现了。在五夷山,萧升的脑门被赵公明用铁鞭一击打碎了,而那根铁鞭此时正被赵公明紧握着。
「では、ちょっと样子を見てこよう」と陆压はゆっくり赵公明に步みよった。
“那么,让我来看看你长什么样吧?”陆压慢慢地向赵公明走去。
「なに者じや!」
“你是什么人!”
「名乘っても知るまいが、陆压という者だ。圣人でもなければ仙人でもない」
“我名为陆压。其实啦,我即使自报姓名,你也不知道我是谁。我既不是圣人,也不是仙人。”
「ならば、さっさと消えよ。お前に用はない」
“那么你赶紧给我消失吧!这里没你的事。”


IP属地:安徽来自Android客户端21楼2019-12-30 18:56
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    そっちになくても、こっちにある」
    “嗯……即使不在那里,也应该在这边。”
    「なんの用だ」
    “什么意思?”
    「大した用ではない。そちに死相が出ているかどうか、それを確かめようと考えたまでじや」
    “没什么大不了的。我只是想确认一下,你那里是不是有死相?”
    「なに、この破嘴めが」と赵公明が铁鞭をふるった。「破嘴」とは、もともと「三つ口」のことだが——好き胜手に不吉なことを言っては他人を暗に咒う——意味がある。それで赵公明が怒って、いきなり铁鞭をふるったのだ。しかし、その必杀の铁鞭の先端を、陆压は軽く掌で受けた。无造作に、そのまま摑み取る。
    “你说什么?你这破嘴!”赵公明挥舞着铁鞭骂道。“破嘴”,本来是“三把口”的意思——随便说些不吉利的话,还会咒骂别人——这些话还是有意义的。赵公明大怒,他突然挥起铁鞭向陆压砸了过去,可陆压却轻轻地,毫不费力地,就那样随便用手掌抓住了那个必杀铁鞭的前端。
    「放すなよ!」と声をかけて、さっと引ったくった。铁鞭が赵公明の手から離れる。
    “有本事就别撒手啊!”陆压招呼一声,一把将铁鞭抢了过来。就这样,铁鞭离开了赵公明的手。
    「どうぞ」と、こんどは先端を握ったまま、引ったくった铁鞭の柄を赵公明につきつけて返した。赵公明は左手で铁鞭を受け取る。同时に、疾!と右手でいきなり金蛟剪を投げた。
    “怎么样?我厉害不?”陆压这回紧握着捞上来的铁鞭前端,将鞭柄对着赵公明又砸了回去。赵公明用左手接下铁鞭。同时,疾!他突然用右手将金蛟剪扔了出来。
    金蛟剪が云を起こして陆压に袭いかかる。それを見定めて、陆压は长虹と化した。蛟龙は虹を忌み避ける。それゆえ、长虹と化して立ち去る陆压を追わなかった。すでに铁鞭を手摑みにされたことで赵公明は度肝を抜かれている。さらに金蛟剪が空しく手許に戻ってきたことで慄然とした。赵公明はついに燃灯道人との胜负をあずけて、辕门に引き揚げる。
    金蛟剪起在云中,向陆压袭来。陆压看准蛟龙,化作一道长虹迎上。蛟龙似是对长虹十分忌惮,连连避开,而后更是没有去追赶化作长虹离去的陆压。此时已将铁鞭抓在手里的赵公明,望着陆压的身法,不由得心惊胆战起来。更令他感到不寒而栗的是,金蛟剪竟然空着手回到了他掌中。回到辕门后,赵公明终于下定决心,要与燃灯道人一决胜负,之后便回峨嵋山,不再过问闻仲之事。
    「あの金蛟剪は噂どおりに、間違いなく二匹の蛟龙であった。それゆえ蛟龙にかかずらうよりは、やはり赵公明を相手にしたほうが手っ取り早い」と陆压は提げてきた花籠から一本の書を取り出した。暗杀の虎の卷「钉头七箭书」である。それを手に陆压は処方を姜子牙に教えた。
    “正如传说中的那样,那把金蛟剪毫无疑问是两只蛟龙。与其为蛟龙而烦恼,还是直接对付赵公明来得快些。”从提着的花篮里,陆压拿出了一本书。这是关于暗杀的秘传兵书——《钉头七箭书》。就这样,陆压拿着《钉头七箭书》,把处理赵公明的方法手把手教给了姜子牙。
    「まず、岐山に小屋をかけて、简易な灵坛を築く。草人を编み、赵公明の名を記して、灵坛の中央に立てる。その前で朝、午、晚と日に三回、始まりと终りに赵公明の名を称えて、この七箭书の訣文を一章ずつ読む。読んだら、書を草人の两手に抱かせておく。全部で九章だから、三日で読み了える」と手にした七箭书を姜子牙に渡す。さらに陆压は、同じ花籠から七本の小さな桃枝矢を取り出した。
    “首先,在岐山搭一座小屋,小屋内筑起简易的灵坛。编一个草人,将赵公明的名字记在草人上,并将草人立于灵坛的中央。在那之前,你每天早上、下午、晚上都需要进行拜礼,合共三次。你每次开始拜礼,以及结束拜礼之时,都要加上赵公明的名字。接下来,你只需要将这本七箭书的诀文一章一章地读下去就行了。”
    「最终章を読み了えたら、この矢を适宜に小さな弓につがえて、草人の两眼、两耳、咽喉、眉间の顺に射かける。最后の矢は、手で脑天に突き刺す。そして——赵公明死ね!と声を発して拳で打ちこむ。“钉头”したら、つまり七本目の矢が脑天に打ちこまれたら、その瞬间に赵公明は一声呻いて绝命する」と、さらに桃枝矢を渡す。钉头七箭书と桃枝矢を受け取った姜子牙は、ただちに灵坛を作れ、と武吉、南宫适の二将を岐山に遣わした。そして日が暮れると杨戬、哪吒をしたがえて、芦蓬を抜け出し岐山に赴く。
    “当你读完最后一章后,将箭适当地系在小弓上,按照草人的双眼、双耳、咽喉、眉间的顺序依次射出。最后那支箭要亲手刺入草人的脑门里。然后,再用拳头把那支箭砸进去——赵公明就死定了!所谓‘钉头’,也就是说,当第七支箭砸入草人脑门的时候,赵公明就会在那一瞬间大叫一声死去。”陆压说完,又将桃枝箭交给了姜子牙。接到钉头七箭书和桃枝箭的姜子牙,立刻开始建造灵坛,并将武吉和南宫适二将派到岐山防守。黄昏时分,杨戬和哪吒也从芦蓬调出,前往岐山协助姜子牙


    IP属地:安徽来自Android客户端22楼2019-12-30 18:57
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      赵公明は、意外な陆压の出现で、すっかり调子を狂わせている。眠れないままに夜を彻して、对策を考えた。なにがなんでも早急に定海珠を取りかえさなければならない。だが再度おどしをかけても、燃灯道人は决して素直には返さないであろう。ならば陆压は敬远して、いきなり芦蓬を袭い、力ずくで夺い返すほかあるまい、と结论を出す。
      由于陆压意外地出现,赵公明的计划完全被打乱了。他整夜都无法入眠,一直在思考新的对策。无论如何,他也必须尽快夺回那颗定海珠。但现在,即便他再次用金蛟剪恐吓,燃灯道人也绝不会坦率地把宝贝归还给他吧。那么,对陆压他就只能敬而远之,而他要想夺回定海珠,现在除了突袭芦蓬,用武力强行夺取以外,别无他法。赵公明得出了这样的结论。
      夜が明けた。赵公明は金蛟剪を手に、きょうこそは、と黑い虎にまたがる。が、なぜか不意に头が痹れて、两手足から、す一っと力が抜けた。丹田に力を入れたが力は戻らない。あきらめて虎から下りるほかなかった。
      天亮了。赵公明手持金蛟剪,跨上了黑虎,心下决定今天一定要强行将定海珠夺回。但不知为何,他的脑袋突然**了起来,双手双脚也一下子失去了力气。赵公明运气于丹田之中,却还是感到力不从心。他只能眼睁睁地从虎上下来,回到大本营里去。
      急いで部屋に戻り、正座して「元気」の「运行」を始める。呼吸を整え、まずは「元気」を丹田に集めようと试みた。が集めようとすればするほど気が散る。
      赵公明急忙回到自己的营帐中,端坐着开始“运行”“元气”。他调整好呼吸,首先尝试着把“元气”集中到丹田中去,然而他越想运功就越心烦意乱。
      「これはおかしい?」と赵公明は「运功(元気の运行)」を中止して、指を折った。
      “这件事怎么那么奇怪?”赵公明停止“运功(元气的运行)”,掐指一算。
      「なるほど、そうだったのか。**!」と唇をかみ、陈九公と姚少司を呼ぶ。
      “原来如此!原来如此啊!**!”赵公明咬着嘴唇,将陈九公和姚少司唤了进来。
      「ただちに七箭书を夺ってこい」と命じた。
      “马上把七箭书夺过来!”赵公明命令道。
      陈九公と姚少司は、ただちに土遁を借りて岐山に现われたが武吉と南宫适、それに杨戬と哪吒ががっちりと灵坛を警护している。へたに近づいては危いと、二人は谛めて野营に戻り、事情を话して、辛环の応援を求めた。岐山の上空から、辛环が荒风旄で热风を起こして、杨戬と哪吒を追い払う。その隙に二人で七箭书を夺い去ろう、という算段である。
      陈九公和姚少司立刻借土遁来到了岐山,但武吉和南宫适,还有杨戬和哪吒严密守护着灵坛。一想到要靠近这么危险的地方,两个人都放弃了。他们回到了商军大营,向闻仲报告了此事,以请求辛环的支援。辛环计划使用荒风旄,在岐山上空刮起热风,把杨戬和哪吒赶走。陈九公和姚少司就可以趁此机会一道将七箭书夺走。
      辛环が空から岐山に向かった。陈九公と姚少司は再び土遁を借りて岐山に现われる。
      辛环在岐山上空从天而降,而陈九公和姚少司再次借土遁来到了岐山。
      まもなく、灼けつくような热风が起こった。武吉と南宫适が一目散に谷へ逃げる。とっさに杨戬が袖口から「哮天犬」を放す。逃げようとした哪吒に合図して、一绪に岩荫へ隐れた。陈九公と姚少司が风上から灵坛に杀到する。吹きつけていた热风がピタリ止まった。辛环が不意に哮天犬の袭击を受けて、荒风旄を取り落としたからである。
      不一会儿,灼烈的热风就刮了起来。武吉和南宫适一溜烟地逃往了山谷。杨戬立刻从袖口中放出“哮天犬”,并对想要逃跑的哪吒发出暗号。两人一起隐藏在了岩荫里,准备进行伏击。
      哪吒の火尖枪が、灵坛に駈け込もうとした陈九公の背中を、ブスリと刺し通す。杨戬は三尖刀で姚少司を一刀两断にした。二道の魂魄が、飞ぶまでもなく、近くにあった封神台へ进む。哮天犬に咬まれた辛环は野营に逃げ帰った。
      哪吒的火尖枪,对准了准备跑进灵坛的陈九公的背影,一枪刺穿了他。同时杨戬也用三尖刀将姚少司一刀两断。两道魂魄直接飘到了附近的封神台,连飞都不用飞。而此时被哮天犬咬中的辛环也逃回到商军大营。
      芦蓬で暝想していた陆压は、岐山での骚ぎを知っている。金鳌岛の四阵主の谁かが七箭书を夺いにゆく恐れがあった。そうなったら面倒である。よし、足を止めておこう、と陆压は考えた。
      在芦蓬苦思冥想的陆压,其实知道岐山的骚动。金鳌岛的四阵主,要是有谁亲自去夺取七箭书。那哪吒和杨戬他们就麻烦了。好!就这样!陆压想了想,停下了脚步。


      IP属地:安徽来自Android客户端23楼2019-12-30 18:58
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        「こうして赵公明の死を待っているのは退屈なことじや、それに、あの辕门前の符阵が、なんとも目障りでならない。ちょっとひと汗かいてくる」と陆压は、すでに六阵の欠けた十绝阵に向かう。符阵の前に出たが、阵主の姿はなかった。
        “哎呀,要是我老是呆在这里,等着赵公明死掉,也太无聊了吧。而且那个辕门前的符阵实在是太碍眼了。看来我也得稍微运动下,出点汗才行。”陆压向着已缺六阵的十绝阵走去。他走到符阵前,却没有发现阵主的身影。
        陆压は胜手に「烈焰阵」の门を开けて、のぞきこむ。そこへ白天君が現われた。
        陆压擅自打开了“烈焰阵”的门,往里面窥视着。白天君也在那里出现了。
        「胜手に中へ入れてもらうぞ」と陆压が阵内へ步を进める。白天君があきれ颜で后にしたがった。阵の中央に土台がある。台上に红幡が三本立っていた。白天君が急いで台上にあがる。中央の红幡を背に立ち、左右の红幡を抜き取って、两手で振った。
        “你也想进来的话,也请随意。”陆压向阵内不停地前进着。白天君一脸惊讶地站在陆压的后面。烈焰阵的中央有一个土台。台上立着三支红幡。白天君匆忙地上台。他背靠中央的红幡,抽出左右的红幡,用双手挥舞着。
        左手の红幡から「天中火」が喷き出る。右手の红幡からは「地下火」が喷き出した。中央の红幡からは、白天君の口を通して「三昧火」を喷き出す。その三火の焰が同时に陆压を包み込んだ。三火に烧かれれば、一瞬にして灰烬と化すはずである。だが焰の中で陆压は気持よさそうに鼻唄を歌っていた。
        左手边的红幡上喷出了“天中火”。右手边的红幡上冒出了“地下火”。而透过白天君的嘴,中央的红幡上也喷出了“三昧火”。那三种火焰同时包围着陆压。如果一个人被三火烧毁,理论上一瞬间他就应该化为灰烬。然而陆压却在火焰中舒畅地哼着歌。
        白天君は思わず首をかしげる。ムキになって红幡を振りつづけた。半刻(一时间)が过ぎる。ついに、白天君は疲れて手を休めた。
        白天君不由得歪着头,气冲冲地挥舞着红幡。半个时辰(一小时)过去了,白天君终于累得停下了手。
        「おい白礼、振りつづけてくれないか」と陆压が逆に頼む。
        “喂!白礼!你还能继续挥舞你的破旗子吗?”陆压反过来问道。
        「おい陆压、お前の“本性”が何かを教えろ」と白天君がふてくされて聞く。
        “喂!陆压!告诉我,你的‘本性’到底是什么?”白天君赌气地问道。
        「谁にも教えなかったが、封神台へのみやげ话に教えよう。オレは燧人氏の弟子で、火の風吕を浴びて育った。お化けなどではない。ただ、火こそはオレのふるさとだ。もっと火をおこせば、その时间だけお前の命は延びる。いやなら杀戒を破らなければならない」と陆压は言った。が白天君は台から下りる。
        “虽然我以前没说给任何人听过,但我还是告诉你吧。毕竟你都要上封神台了,我也该送你点礼物。我是离火之精,乃燧人氏的弟子。对我而言,扶桑火山的岩浆就是我的浴池,让我在其中不断沐浴成长。我可不是什么妖怪,只不过火才是我的故乡。你如果还能再发动烈焰阵的话,那你的命还能再长一点,也就那一点时间而已。如果你不愿意,那我就不得不开杀戒了。”陆压道。白天君从台上走了下来,从容待死。
        「じや、いくぞ!」と陆压が「飛刀」を投げた。わずか七寸五分の飛刀には眉目がついている。两眼がピカリ光って白天君を捉えた。同时に飛刀がくるっと廻り、白天君の首が胴から離れて転げ落ちる。一道の魂魄が封神台に飛び去った。陆压は、風吕あがりのせいせいした颜で、烈焰阵を出る。
        “那么,出发吧!”陆压向白天君投掷了“飞刀”。飞刀仅七寸五分,有眉有目。从飞刀的双目中射出两道白光,钉住了白天君的泥丸宫,将他捉住了。与此同时,飞刀绕着白天君转来转去,白天君的头就从身体上掉了下来。一道魂魄飞向了封神台。陆压在烈焰阵中洗完了澡,一脸不爽地走了出来。
        阵の前に、燃灯道人と十二大仙が勢揃いしていた。时间がかかりすぎたのを心配して、樣子を見に来たのである。ついでに、「落魂阵」を破って太极图を取り戻すつもりでもあった。
        阵前,燃灯道人和十二大仙聚集在一起。他们担心陆压破阵要花很长的时间,特意前来看一下,而且他们也打算顺便把“落魂阵”破了,取回太极图。


        IP属地:安徽来自Android客户端24楼2019-12-30 18:58
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          「方相、その一番端の落魂阵を破れ」と燃灯道人が命ずる。巨汉の方相は、先日、兄の方弼がやったと同样に、阵门を叩き破るものと勘違いした。やはり丸太のような棍棒をふるって、落魂阵の门柱を叩き倒そうとする。姚天君があわてて跳び出した。门を坏されては面倒と、いきなり方相を阵内に突き入れる。そして例の黑砂を撒く。とたんに方相の魂魄が身体から抜け出して、封神台に飛んだ。
          “方相,破掉那个最末端的落魂阵。”燃灯道人命令道。就像前几天他哥哥方弼搞得那样,巨汉方相误以为只要将阵门打破就可以了。方相仍只是挥舞着圆木般粗的棍棒,想要打倒落魂阵的门柱。姚天君慌忙跑了出来,可是门被破坏了,很是麻烦,而方相也冷不防冲入了阵内。然后姚天君按往常那样将黑砂撒下,方相的魂魄一下子就从身子里溜了出来,飞到了封神台。
          「おい燃灯、なんで相も変わらず、无意味な杀生をするのじや」と姚天君が抗议する。
          “喂!燃灯!你为什么一如既往,要造这些毫无意义的杀孽呢?”姚天君抗议道。
          「ならば姚斌、こんどはそちに意味のある牺牲者になって貰おう」と燃灯道人が、背后に控えていた哪吒を呼び出す。燃灯道人は落魂阵を破ろうと思い立って、急遽、哪吒を岐山から呼び戻していた。魂魄をもたない哪吒なら、万に一つのしくじりもないと考えたからである。しかし哪吒が进み出るより早く、赤精子が燃灯道人に申し出た。
          “那么姚斌,我这回就让方相成为有意义的牺牲者。”燃灯道人说完,唤出了身后等着的哪吒。这次燃灯道人立志一定要破掉落魂阵,便急忙将哪吒从岐山召回。毕竟若是没有魂魄的哪吒,要想失败,连万分之一的可能性都没有。但比哪吒来得更早的是赤精子,他向燃灯道人提出了要求。
          「二度も落魂阵で失败している。それを破らないことには贫道の面目がたたない」
          “贫道已经两次败在落魂阵中。若破不了此阵,那贫道还有什么面子?”
          「よかろう」と燃灯道人は答えて、哪吒を退がらせる。
          “好吧。”燃灯道人答道,随即让哪吒先退下。
          「ふむ、赤精子か。先日は太极图をみやげにありがとう。きょうは何を持参したかね?」と姚天君は揶揄して阵内に消えた。三度目だから赤精子は阵のからくりを知り尽くしている。まず頭上を一指して慶云を顕わした。道服の下には紫绶仙衣を着ている。ゆうゆうと阵に入ってきた赤精子に、姚天君はいきなり枡の中の黑砂を倾けた。赤精子はかまわずに、隐し持っていた「阴阳镜」で姚天君を照らす。镜が光った瞬间に、姚天君は昏倒した。さらに照射すれば姚天君の身体が消えて血水だけが残る筈である。しかし赤精子は阴阳镜を引っこめた。步みよって、姚天君の懷から太极图を取り上げる。うやうやしく押し戴いて、仙衣の「かくし」に収めた。
          “嗯,是赤精子啊。前些日子,我可要感谢您把太极图送给了我。今天您又给我带来了什么?”姚天君的揶揄声消失在了阵内。赤精子已经是第三次闯阵了,而现在他已对落魂阵的利害之处了如指掌。他先将头上一指,庆云便现了出来,再者他的道服下还穿有紫绶仙衣,光华显耀。对着悠然入阵的赤精子,姚天君突然将升斗中的黑砂往下一泼。赤精子不顾一切,用暗中藏着的“阴阳镜”往姚天君那劈面一晃。镜子发光的瞬间,姚天君昏倒了。眼见再照下去,姚天君的身体就会消失,化为一滩血水,但赤精子此时却将阴阳镜收了起来。他走上前,从姚天君的怀里拿出太极图。他恭恭敬敬地将其整理好,收在了紫绶仙衣的“囊”中。
          「ただいま杀戒を破ります」と昆仑をはるかに一礼して、姚天君の首级を挙げる。一道の魂魄が封神台に飛び去った。赤精子は姚天君の首级を手に、怨みの落魂阵を出る。ほとんど同时に红水阵の门が开いて、王天君が颜を出した。
          “弟子现在已破了杀戒!”赤精子举着姚天君的首级,对昆仑远远地行了一礼。一道魂魄飞向了封神台。赤精子手拿姚天君的首级,走出了令他怨恨不已的落魂阵。几乎在同时,红水阵的门开了,王天君的脸露了出来。
          「これを葬るのが先じゃ」と赤精子は、姚天君の首级を投げてよこす。燃灯道人は一同を引き連れて芦蓬に引き揚げる。哪吒は风火轮に乘って、再び岐山に急いだ。
          “你先把这个埋了吧”赤精子将姚天君的首级向王天君扔了过来。燃灯道人带领众仙返回了芦蓬。哪吒乘着风火轮,再次向岐山赶去。
          灵坛では、哪吒を呼びに来た雷震子が、そのまま警护についている。灵台の警护は、哪吒が戻ってきたことで万全となった。まもなく姜子牙が钉头七箭书の第二章を読み始める。
          在灵坛,哪吒早已将雷震子也唤过来,让他跟着自己和杨戬一道守护。灵坛的守护,由于哪吒的回归而再次万无一失。不久后,钉头七箭书的第二章,已被姜子牙开始读了起来。


          IP属地:安徽来自Android客户端25楼2019-12-30 18:59
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            第四六回 広成子が金光陣を破る
            第四六回 广成子破金光阵
            首尾よく武吉と晁田の二将は、九鼎鉄叉山の度厄真人から「定風珠」を借りて、西岐城に戻ってきた。翌朝、さっそく風吼陣を破るために、燃燈道人は崑崙十二大仙を率いて蘆蓬を出る。随行した三山五岳の弟子たちの中に、涇水の渡し場から武吉が連れてきたばかりの方弼が知わっていた。
            武吉和晁田二将,从九鼎铁叉山的度厄真人那里借到了“定风珠”,顺利返回了西岐城。次日清晨,为了赶快把风吼阵破掉,燃灯道人率领昆仑十二大仙走出了芦蓬,而武吉也早已从随行的三山五岳的弟子中得知,他在泾水渡口刚带回来的方弼也加入了破阵的队伍。
            いみじくも晁田が言ったように、やはり方弼はすぐ役に立ったのである。なにも知らない方弼は、帰順すると翌日には立功の機会を与えられたものと、その思いやりに深く感激した。
            正如晁田所说的那样,方弼很快就被燃灯道人派上了用场。对战况一无所知的方弼,在归顺后的第二天就得到了立功的机会,因而他对晁田的“关照”深为感激。
            風吼陣の前で、董天君が待ちかまえている。
            在风吼阵前,董天君正等待着破阵者的到来。
            「方弼、その陣を破ってこい」と燃燈道人が命じた。方弼は丸太のような棍棒を振り上げて進み出る。
            “方弼,给我破了那个阵!”燃灯道人命令道。方弼挥起一根像圆木一样的棍棒,昂首向风吼阵走去。
            「おい燃燈、なぜ符陣の符も知らない凡夫を死地に追いやるのじゃ」と董天君がなじった。
            “喂!燃灯!你为什么要把一个连符阵的符都不懂的凡夫俗子逼入死地呢?”董天君责备道。
            「そこの巨漢、陣に入るでない!」と董天君が、こんどは方弼を制止する。しかし方弼はかまわずに、振り上げた棍棒を柱に打ちつけて、陣门を壞しにかかった。門をたたき破られては面倒である。
            “那里的巨汉,别入阵!”这回可好了,董天君果断向方弼发出停止行动的信号,但方弼并不在意董天君的话。他将棍棒挥起撞在了门柱上,于是阵门便被破坏了。要知道,阵门要是完全被打破,那可就麻烦了。
            「やむをえない」と董天君は渾身の力を足にこめて、いきなり背後から方弼の腰を蹴った。はずみで方弼が陣内に突入する。とたんに風が起こり、四方八方から刀か飛んできて、方弼は棍棒もろともズタズタに斬られた。
            “不得已只好……”董天君将浑身的力气贯入脚下,冷不防从背后往方弼的腰上踹了一脚。过于兴奋的方弼直接被踹进了阵内。大风立刻刮了起来,仿佛有无形的刀刃从四面八方飞来,将方弼的棍棒劈了个粉碎。
            仕官を求めて西岐城にやってきた方弼は、腰を据える暇もなく、城下の露と消える。そして一道の魂魄が封神台に飛んだ。
            为了谋求一官半职而来到西岐城的方弼,连坐下的功夫都没有,就这样消失在了城下的朝露之中。随后,一道魂魄飞到了封神台。
            ——風吼陣も、天絕陣や地裂陣のように、先天の気が混沌の機に、逆に組みこまれていて、震動で風を起こす。風が起これば百万の刀が乱舞する。気配を消し震動を起こさずに闖入することの出来る上仙には、壇上の黑い紙旙を振って風を起こす。風が起これば同樣に万刀が乱舞して、闖入者を切り刻む——
            ——与天绝阵和地裂阵一样,风吼阵也是由先天之气被混沌之机逆转之后再组合而成的。只需有一丝震动,便会产生大风。大风一起,便犹如百万刀刃在空中乱舞一般。即使闯入的上仙能消除自身气息而不引起震动,布阵者也能通过摇动台上的纸旙来引起大风。同样,纸旙引起的大风也能如万仞乱舞一般,将闯入者碎尸万段——
            董天君は壇上の黑旙を抜くと、それでブツ切りにされた方弼の遺体の上に円を描いた。一陣のツムジ風が起こって、原形をとどめない方弼の遺体を陣外に運び出す。
            董天君拔出台上的黑旙,随后便在被切成块的方弼的遗体上画了一个圆。一阵旋风刮了起来,将方弼的遗体原封不动地运出了阵外。
            「お前たち玉虚宫の門徒が唱える慈悲とは、こういうものか」と董天君は方弼の肉塊を指し示して言った。
            “你们玉虚宫门徒所倡导的慈悲之道,就是这样的?”董天君指着方弼的肉块说道。
            「董全、たわけたことを言うでない。他人のことより自分がそうならないように気をつけよ」と慈航道人が進み出る。
            “董全,不要说些莫名其妙的怪话!比起别人的事,你还是小心一点,不要让自己变得和那巨汉一样!哈哈哈!”慈航道人走上前道。
            「おお慈航か。お前のような善良な仙人を殺すつもりはない。さっさと退がって、誰かに替わってもらえ」
            “啊!慈航!像你这么善良的仙人,我可不忍心下手!你还是赶快退下,找个人替你上场吧!”
            「そう言うな董全。志はかたじけないが、天数は避けがたい。だから、その志に免じて、痛い思いをさせずに封神台に送ってやろう」
            “董全,你可别那么说。虽然我心里很遗憾,但是天数难逃。因此,看在你对我的一片心意上,我就送你去封神台吧!放心!你不会有痛苦的回忆的!”


            IP属地:安徽来自Android客户端28楼2020-01-01 09:51
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              「よし、話がわからないのならば、オレもその天数とやらを信ずるが、ただし、少々は痛い目にあわせるぞ」と董天君は先にたって風吼陣に入った。頭上に結んだ髮の中に「定風珠」をひそませた慈航道人は、悠然と董天君の後にしたがって陣内に踏みこむ。慈航道人は别に気配を消さなかったが、風は起こらなかった。
              “好!尽管我不明白你的话,但我也想相信那个天数什么的。只不过,你要是死在风吼阵中,也还是会有少许痛苦的啊!”董天君说完便先进了风吼阵。慈航道人悄悄地将“定风珠”藏在头顶结好的发髻之中,悠然地跟在董天君后面入了阵。慈航道人虽然没有消除自己的气息,但阵内的大风却并没有刮起。
              董天君は壇上の黑い紙旙を抜いて、疾!と鋭く気合いをかけて振る。風はそよとも起こらなかった。首をかしげて続けざまに振る。しかし依然として風は起こらなかった。
              董天君拔出台上的黑纸旙。疾!他气势汹汹地挥舞着黑纸旙,可却连一点风都没有刮起来。董天君歪着头,一连摇了好几下黑纸旙,但依然是半丝风起都没有。
              「おい慈航、タネを明かしてくれないか。なんでだ?」
              “喂!慈航!把你的秘密武器说出来好不?为什么风吼阵对你无效啊?”
              「あきらめるんだね。定風珠だよ。それより董全、土遁を借りて逃げないか?」と慈航道人は「琉璃瓶」を出す。
              “你已经放弃了,对吧?那个秘密武器是定风珠哦!怎么样?董全,要不你还是借土遁逃走吧?”慈航道人一边说,一边拿出了“琉璃瓶”。
              「どうせ、この琉璃瓶の中にお前を入れれば、お前はただちにあとかたなく消えて死ぬ。だからお前を本当に殺したかどうかは、証拠がないから誰にもわからない。殺したことにするから、逃げて巷でひっそりと暮らせ」と慈航道人が声を殺して言った。
              “反正我只要把你放入这琉璃瓶中,你就会立刻消失,死得无影无踪。因此没有证据的话,谁也不知道我是否真的杀了你。既然我不想杀你,要不你就逃到下界,在街头巷尾静静地生活下去,如何?”慈航道人压低声音道。
              「厚意には感謝するが、バカにするでない」と董天君は、さらに黑旙を振る。
              “感谢你的厚意,但你也别把我当傻瓜!”董天君再次挥动了黑纸旙。
              「やむをえない。さあ、いくぞ」と慈航道人は、疾!と琉璃瓶を抛り上げた。下に口を向けた琉璃瓶の中に、董天君がスッと吸い込まれる。琉璃瓶が慈航道人の手許に戻ったときには、董天君はすでに気化していた。一道の魂魄が封神台に飛び去る。
              “我也是不得已啊!只好送你上榜了!来!走吧!”疾!慈航道人把琉璃瓶抛了上去。琉璃瓶瓶口朝下,将董天君一下子就吸了进去。而当琉璃瓶回到慈航道人的手中之时,董天君已然气化了。一道魂魄向封神台飞去。
              なにもなかったかのように、慈航道人が風吼陣から出てきた。待っていたとばかりに、袁天君が寒氷陣の門を開ける。
              慈航道人似乎什么事都没有,大摇大摆地从风吼阵中走了出来,而袁天君就如同等了好久一般,立马将寒冰阵的大门打开了。
              「おい闡教の門下、われと思わん者はわが寒氷陣に挑め」と呼ばわった。燃燈道人は薛悪虎を名指す。名指されて薛悪虎が進み出る。
              “喂!阐教的门下!如果你们当中有自以为是的家伙,就过来挑战我的寒冰阵吧!”袁天君大呼道。燃灯道人一指薛恶虎,被点到的薛恶虎便向寒冰阵出发了。
              「子供は引っこんでおれ。代わりに師父に出てもらえ」と袁天君が言った。
              “你这个小孩子,还不给我退下!还是让你的师父替你来破阵吧!”袁天君道。
              「黙れ!」と薛悪虎は剣を抜いて斬りかかる。
              “闭嘴!”薛恶虎拔出剑向袁天君砍了过去。
              「若いのに、なぜ死に急ぐのじゃ」と袁天君は剣をかわして、薛悪虎を陣内に突き入れた。ゴーと音がして、薛悪虎は赤い肉醤となる。一道の魂魄が、またもや封神台に飛び去った。
              “你明明还很年轻,为什么要急着来送死呢?”袁天君避开来剑,让薛恶虎直接冲入了阵内。随着咕咚一声传来,薛恶虎就变成了一滩血红的肉醤。又有一道魂魄飞向封神台了。
              それと悟って道行天尊が涙を落とす。これで彼の弟子は、韓毒竜と薛悪虎と二人とも落命した。
              明白到这一点的道行天尊掉下了眼泪。至此,他的两个弟子韩毒龙和薛恶虎都丧命了。
              ——寒氷陣は、野獣咬合の玄妙を象った上下二座の氷山である。それぞれに無数の狼牙をつけて相对した二座の氷山が、音に感応して咬み合い、一瞬にして闖入者の骨肉を肉醤と化す——
              ——寒冰阵中,有上下两座冰山,其藏有野兽咬合的玄妙之象。两座冰山相对而生,内中分别有无数坚冰,犹如狼牙一般。当闯入者的声音被冰山感应到后,两座冰山便会在一瞬间相互咬合,将闯入者的血肉化为肉酱——


              IP属地:安徽来自Android客户端29楼2020-01-01 09:52
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                「ムダな犠牲者を出すのは、いいかげんにやめろ。一人前に仙人ヅラした者が入ってこい」と陣外に姿を現わした袁天君が言った。
                “你们刚才竟然派了个凡人假扮成仙人来破阵!我拜托你们,别胡闹了!不要再派无谓的牺牲者过来了!”袁天君现身阵外,大声说道。
                「ならば袁角、お前自身が犠牲者になれ」と普賢真人が進み出る。そして、足下を一指して金蓮を顕わす。それに乗って寒氷陣の入口に進み、入口で両手を口の前に合わせて、フッと三昧の「真火」を吐き出した。
                “那袁角你自己就要成为牺牲者了!”普贤真人向寒冰阵大踏步地迈进。然后他往脚下一指,一朵金莲现了出来。普贤真人乘着金莲,向寒冰阵的入口前进。他在入口处停了下来,双手在嘴前合为一体,一道三昧“真火”突然吐了出来。
                そしておもむろに陣内に踏みこむ。普賢真人の合掌した十本の指から、ゆらゆらと「真火」の焰が立ち昇った。まず氷山の狼牙が溶ける。さらに氷山が溶解して陣内が池となった。足下の金蓮が舟となる。袁天君は肌を切るような氷水に足を没して、呆然と立ちつくしていた。
                随后,普贤真人慢慢地踏入阵内。普贤真人的双掌合二为一。在他的十根手指上,“真火”之焰摇摇晃晃地升了起来。冰山上的“狼牙”先被溶化了,没过多久,两座冰山也被溶解得一干二净,让寒冰阵变成了个大池塘。此时,普贤真人足下的金莲早已变成了一艘小船,而冰水也早已淹没了袁天君的双脚,划破了他的皮肤,只不过袁天君却是呆然而立,似乎已毫无反应了。
                普賢真人が、疾!と肩を摇する。背に負うていた吳鈎の宝剣が飛び出して、ピカッと光った。同時に袁天君の首が鋏み切られて落下する。池にしぶきがあがった。一道の魂魄が封神台に飛び去る。
                普贤真人将双肩一摇。疾!负在背上的吴钩宝剑顿时飞出,在半空中闪闪发光,同时袁天君的脑袋也被剪断落入池中,溅起好大一片水花。一道魂魄向封神台飞去了。
                その首を拾いあげて、普賢真人が寒氷陣を出る。隣りの金光陣の門が開いて、金光聖母が顏を出した。
                普贤真人拾起袁天君的首级,离开了寒冰阵。在一旁,金光阵的门被打开了,金光圣母的脸也出现在大家面前。
                「おい金光、なにも言うな。まず袁角を葬ってやれ」と普賢真人は、金光聖母が口を開けるより早く、袁角の首級を押しつけて渡す。燃燈道人は一同を率いて蘆蓬に引き揚げる。
                “喂!金光!你什么都不要说!先把袁角给葬了吧!”在金光圣母开口之前,普贤真人就把袁角的首级推到了她的手里。然后燃灯道人便带领众人返回芦蓬了。
                玉虚宫門下の面々が蘆蓬に戻ると、間もなく、中空から雲に乗った道人が降りてきた。やはり玉虚宫門下の蕭臻である。
                玉虚宫门下的每个人都回到了芦蓬。不久后,一个道人驾云,从半空中落了下来。这道人仍是玉虚宫门下,名为萧臻。
                「師命により、金光陣を破るため下山いたしました」と燃燈道人に挨拶する。つづいて五夷山の白雲洞の「散人(無党派の道人)」喬坤が土遁に乗って蘆蓬に現われた。
                “我奉了师命,为破金光阵而下山至此。”萧臻向燃灯道人打了个稽首。接着,五夷山白云洞的“散人(无党派的道人)”乔坤也乘土遁出现在了芦蓬。
                五夷山の白雲洞は、千五百年ほど前に「無党派」を標榜し「非攻」「不争」を誓った蕭升と曹宝の両人が開いた洞府である。したがって彼らは闡教、截教のいずれにも属さず、師もなければ弟子も取らなかった。二人が仙人、道士を自任せず、自ら「散人」を称したのは、その立場の具体的な表白であり、それゆえに五夷山は「專守防衛」の山である。
                五夷山的白云洞,是由一千五百年前的萧升和曹宝所开创的。此二人以“无党派”标榜自身,且在开宗立派时便誓言以“非攻”和“不争”之道行走三界。因此不属于阐教或截教中任何一派的他们,既没有师父,也没有收徒弟。这两个人不认为自己是仙人或道士,而是自称为“散人”。“散人”这个称呼,其实就是他们具体表达出的立场。久而久之,五夷山也被称为“专守防卫”之山。


                IP属地:安徽来自Android客户端30楼2020-01-01 09:53
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                  したがって白雲洞で蕭升と曹宝が修行しながら開発した宝貝は、すべて護身用で攻擊能力を持たない。その分だけ当然に、攻擊をかけてきた相手の宝貝を破壞するのは絕妙であった。無条件にその理を教え、またその開発の基礎的な手ほどきをしたのは太上老君である。と言っても、もとより両者に師弟関係はない。が蕭升、曹宝の両人は秘かに老君を崇敬しており、老君もまた両人に目をかけていた。百年に一度ぐらいは樣子をのぞきに、ふらりと五夷山に顏を出す。
                  因此,白云洞的萧升和曹宝在修行中开发出的宝贝,全都是用于护身的,而没有任何攻击能力。不过理所当然,若是对手攻击过来,他们也有破坏对方宝贝的绝妙手段。事实上,太上老君曾经无条件地教会了他们“非攻”和“不争”之道,并为其开发宝贝作了基本的准备。尽管如此,两方之间还是没有师徒关系的。萧升和曹宝两人暗中崇敬老君,而老君也一直记挂着这两人。更不为人知的是,老君每隔百年,便会在五夷山悄悄地出现,并暗中观察着两人的情况。
                  崑崙山の仙人たちが殺劫を免れないのは、攻擊用の秘密兵器を開発するからではないか、と太上老君は考えている。ならば、それを作らない蕭升、曹宝が殺劫に取り憑かれることはあるまい。そう期待しながら樣子を見ていたのである。
                  昆仑山的仙人之所以免不了杀劫,是因为他们开发了用于攻击敌人的秘密武器吧?太上老君这样想道。那么,没有开发那些杀人技的萧升和曹宝,应该不会陷入杀劫之中吧?每当太上老君暗中观察萧升和曹宝之时,便会产生这样的期待。
                  喬坤が、その五夷山へ姿を現わしたのは、五百年ほど前であった。そしてそのまま、ずっと白雲洞に住みついている。蕭升と曹宝は、彼を仲間扱いにしてきた。しかし、それぞれ好き勝手に修行をしている。喬坤は、身を護るために攻擊を受けた兵器を破壞することよりも、符陣に誘いこまれたとき、どう脱却するかの術に興味を抱いていた。
                  然而,大概在五百年前,乔坤出现在五夷山上。然后,他什么也没说,就这样直接住进了白云洞里,可萧升和曹宝还是把他当作朋友看待。此后,他们各行其是,在白云洞中随心所欲地修行。不过,比起为了保护自己而去破坏别人攻击自己的兵器,乔坤对被邀请进入符阵后如何逃脱的策略抱有更大的兴趣。
                  したがって喬坤が西岐城下に現われ、十二大仙の蘆蓬に顏を出したのは、十絕陣を見聞するためである。来意を楊戩に告げ、楊戩に案内されて蘆蓬に上がった喬坤は、そこに霊宝大法師がいるのを見つけて悦ぶ。
                  于是,为了见识一下十绝阵,乔坤来到了西岐城下,在十二大仙们的芦蓬前露出了真容。乔坤将来意告诉杨戬,并在杨戬的指引下登上了芦蓬。他看到灵宝大法师也在那里,心中十分高兴。
                  「老師、お久しぶりでございます」と彼はていねいに挨拶した。
                  “老师,好久不见了。”他恭恭敬敬地向灵宝大法师打了个稽首。
                  「おお、五夷山の喬坤ではないか。なにをしに来た?」と霊宝大法師も懷しがる。三百年ほど前のことだが、五夷山に漫遊した太上老君に、随行したことがあった。それで霊宝大法師は喬坤を見知っていたのである。
                  “咦?这不是五夷山的乔坤吗?你来这里干什么?”灵宝大法师怀着疑问道。那是大约发生在三百年前的事情。当时他随同太上老君在五夷山漫游,因而灵宝大法师曾经见过乔坤。
                  「十絕陣を見せていただこうと参上いたしました」と喬坤が言う。
                  “我来拜访您,是为了见识一下十绝阵的。要不您就让我看看吧?”乔坤道。
                  「せっかく来たのだから見せてやりたいが、お前にはまだ解るまい。それに危険だ」と霊宝大法師は、考えるところがあって断わった。
                  “你好不容易来了,按理说我应该让你去见识一下。可你还不明白符阵的奥妙,而且对你来说,十绝阵十分危险!”灵宝大法师指出乔坤没考虑到的地方,断然拒绝了乔坤的请求。
                  「お言葉ですが、解煞衫(魔法破りのシャツ)を着ておりますので大丈夫です」と喬坤は退かない。かたわらでそれを聞いていた燃燈道人が口をはさんだ。
                  “尽管您这么说,不过我穿着解煞衫(能破除魔法的汗衫),应该没关系的吧?”乔坤毫不退缩道。这时在一旁听他们说话的燃灯道人插嘴了。
                  「その解煞衫を着用しているのであれば、どうだ喬坤、ただ見るより、一つ化血陣を破ってみないか」
                  “乔坤啊!若然你已经穿上解煞衫了,那么与其只是去看看,倒不如就去尝试破一下化血阵?你说怎么样?”


                  IP属地:安徽来自Android客户端31楼2020-01-01 09:54
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                    「はい、ありがとうございます。もとより未熟者ですので、とても破れまいとは存じますが、ぜひ陣の中に入れて下さい」と喬坤は承知した。やめろ、と霊宝大法師は口を開きかけたが、燃燈道人の意を察して言葉を呑みこむ。
                    “没问题!非常感谢您给我这个机会!但由于我本来就对符阵不熟,因此我应该破不了那个阵的。不过嘛,还请您务必让我进化血阵见识一下!”乔坤爽快地答应了燃灯。灵宝大法师虽然想开口让乔坤住手,但他察觉到了燃灯道人的意图,默默地把话咽了回去。
                    そして翌朝、金光陣と化血陣を破るために、燃燈道人は三たび一統を率いて蘆蓬を出た。喬坤と蕭臻が従ったのは言うまでもない。
                    而后,在次日清晨,为了破掉金光阵和化血阵,燃灯道人第三次率领大家走出了芦蓬。与此同时,乔坤和萧臻也跟在他们后面。这是说都不用说的事。
                    「燃燈、どういう儀式か知らないが、まずイケニエを出す、というくだらない手は、もう止めにして、ちゃんとした仙人を出しなさい」と金光聖母がクギを刺した。
                    “燃灯,虽然我不知道你在搞什么仪式,但你每次破阵总要拿个生贽(牺牲品)出来祭天。如此无聊的手段,也该停止了吧?你们还是规规矩矩地派个仙人来破我的金光阵吧!”金光圣母的话,就如一颗颗钉子,刺进了燃灯的心里。
                    「なにを言うか金光。鶏を殺すのに牛刀はいらない」と蕭臻が進み出る。
                    “你在说什么?金光!你不知道,杀鸡焉用牛刀吗?”萧臻挺身而出,反驳道。
                    「蕭臻か。なまいきな口をきくが、菜っ葉切りで鶏は殺せないぞ」と金光聖母は、いくども首を横にふった。
                    “萧臻啊!虽然你的嘴巴很狂妄,但你这把刀,最多只能拿来切菜叶,连鸡都杀不了的!”金光圣母对着萧臻一连摇了好几下头。
                    「さっさと先に陣へ入れ」と蕭臻が一喝する。
                    “别废话!赶紧先入阵!”萧臻大喝一声道。
                    「それほど死にたいのなら、死んでもらおう」と金光聖母は陣に入った。陣内には二十一本の竿が立っている。そのおのおのに鏡がつけられていた。鏡には太陽の能源(エネルギー)が封じこめられている。
                    “如果你那么想死的话,那我就让你去死好了!”金光圣母入了阵。阵内立着二十一根竿子,而在每根竿子的顶端,都挂着一面镜子。更可怕的是,在每一面镜子里,都封锁着来自太阳的能源(精华)。
                    蕭臻が肩をいからせて陣に入った。金光聖母が手を発して雷を起こす。二十一面の鏡が同時にピカピカッと金光を放った。蕭臻は焼け爛れてさらに灰となる。一道の魂魄が封神台に飛んた。
                    萧臻耸耸肩膀,进入了金光阵。金光圣母把手一放,明雷响起。金光从二十一面镜子中同时放出,闪闪发亮,将萧臻烧烂后,化作一堆灰烬。一道魂魄就此飞向了封神台。
                    「おい金光、出て来ずともよい。こっちから入るぞ」と広成子が声をかける。蓮花を顕わすでもなく、慶雲で身を護るでもなく、広成子は両手をだらりと下げて陣内に入った。
                    “喂!金光!你不用出来了!我从这儿进来了啊!”广成子向金光圣母大声打了个招呼。可广成子既没有在脚下现出莲花,又没有放出庆云护身。就这样,广成子耷拉着双手,入了金光阵。
                    金光聖母が手を発して雷を起こす。広成子はさっと首を缩めて、中に着ていた「八卦紫寿仙衣」に頭を潜りこませた。雷が起こって二十一面の鏡が金光を発射する。が広成子はピクリとも動かない。金光聖母がさらに雷を発した。広成子が八卦の仙衣で頭を隐したまま、疾!と「番天印」を下手投げに抛り上げる。パチパチッと番天印がつぎつぎに鏡を叩き破った。
                    金光圣母伸出双手,发起狂雷。广成子突然缩了缩脖子,将头潜入了内里穿着的“八卦紫寿仙衣”之中。狂雷响起,二十一面镜子发射出金光。广成子呆在原地,似乎动也不敢动。金光圣母再次发出狂雷。疾!广成子用八卦仙衣遮着头,将“番天印”轻轻地投出,抛了上去。伴随着噼里啪啦的声音,番天印将镜子一面接一面地打碎了。
                    広成子がそっと首を出す。次いで、「疾!宝貝、転身!」と番天印に指示した。番天印がいきなり向きをかえて金光聖母に襲いかかる。一擊のもとに、その腦天を擊ち割った。腦漿が噴き出して。一道の魂魄が封神台に飛び去る。
                    “疾!宝贝,请转身!”广成子悄悄地将脖子伸出,接着对番天印下了指示。番天印突然改变方向向金光圣母袭去。在番天印的一击之下,金光圣母的脑门被击碎,同时脑浆也喷了出来。一道魂魄向封神台飞去。
                    広成子が金光陣から出て来ると、化血陣の門が開いて、孫天君が出て来た。喬坤が期待に胸をふくらませて進み出る。
                    广成子一出金光阵,化血阵的门就开了,孙天君也现出了身形。乔坤挺起胸膛,满怀期待地向化血阵走去。


                    IP属地:安徽来自Android客户端32楼2020-01-01 09:54
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                      「おい燃燈、無辜の者を枉死させるのは、止めにしろ!」と孫天君が、あらためて抗議した。喬坤はかまわず化血陣に入る。孫天君が「化血砂」を包んだ卵大の紙包みを投げた。それを胸に受けて黑い砂が散る。喬坤は平然と立っていた。顏に微笑を浮かべている。
                      “喂!燃灯!让无辜的人枉死,这种行为该停止了!”孙天君再次发出了抗议。乔坤不顾一切地进入了化血阵,孙天君向乔坤扔出了包裹着“化血砂”的鸡蛋大小的纸包,让他的胸口硬受了一记,黑砂随即便散落在四周。乔坤平静地站在那里,脸上浮现出了微笑。
                      「いくらか出来るのう」と孫天君がこんどは斗(桝)に入っていた化血砂を摑み上げた。悠然と去りかける喬坤の背後から、ふりかけるように投げつける。露出した皮膚に黑い砂を浴びた喬坤は、一瞬にして血膿と化した。一道の魂魄がやはり封神台に飛び去る。
                      “我看你这回还能不能笑得出来!”孙天君这次抓起了斗(枡)里的化血砂,向悠然离去的乔坤背后,猛地扔了出去。乔坤的皮肤不慎暴露出来,沐浴在黑色的化血砂中。整个人瞬间便化作了血脓。一道魂魄最终仍是飞向了封神台。
                      孫天君が出て来るのを見て、霊宝大法師が溜息をついた。太乙真人が進み出る。
                      灵宝大法师看见孙天君出来后,忍不住叹了一口气。此时,太乙真人走了出来。
                      「おい孫良、まわれ右して陣に入れ。血膿は汚ならしいから、お前は灰にしてやろう」と言った。
                      “喂!孙良!你还是右转入阵吧!血脓好像很脏,要不你先把它化成灰再说?”太乙真人道。
                      「太乙か。お前はやはり、その汚ならしい血膿になるのがふさわしい」と孫天君は不敵な笑いを残して陣に入る。太乙真人は足下を一指して両朶の青蓮を顕わし、足に履く。さらに頭上を一指して白光を顕わした。白光が慶雲を呼んで、太乙真人を包みこむように垂れ下がる。
                      “太乙啊!你果然还是变成那污秽的血脓比较适合!”孙天君带着凶恶的笑声进了化血阵。太乙真人往足下一指,两朵青莲现出,套在了脚上。进而他又在头上一指,现出一道白光。白光又生出庆云,如包裹着太乙真人一般垂了下来。
                      壇上の孫天君が、いきなり化血砂の入った斗を傾けた。黑い砂が滝のように、太乙真人に降り注ぐ。が太乙真人は動かなかった。そしておもむろに九竜神火罩を投げる。落下した神火罩が孫天君を閉じこめた。疾!と太乙真人が両手で罩を叩く。九竜(九条)の神火が起こって、孫天君は灰と化した。またもや一道の魂魄が封神台に飛んでゆく。
                      台上的孙天君冷不防将装有化血砂的斗倾了下来。黑色的化血砂像瀑布一样倾注到太乙真人身上。一开始,太乙真人也不敢动,随后他慢慢地将九龙神火罩投了出去。落下的神火罩将孙天君关在了里面。疾!太乙真人用双手拍了神火罩一下,九条龙一样的神火随即生起,将孙天君化为灰烬。又一道魂魄飞向封神台了。
                      太乙真人がゆっくりと化血陣から出てきた。烈焰陣の門が開いて白天君が顏を出す。
                      太乙真人慢慢地从化血阵中走了出来。烈焰阵的门打开了,里面露出了白天君的脸。
                      「白天君、待たれよ」と場外から声がかかった。声をかけたのは、離れて成り行きを見ていた聞仲である。燃燈道人は一同を引き連れて蘆蓬に戻った。
                      “白天君,等一下!”场外传来了一道声音。向白天君打招呼的,正是在远处默默观察着局势的闻仲。此时,燃灯道人已经带领众人回到了芦蓬。
                      金鰲島の一聖九君が布いた十絕陣は、すでに六陣を破られて、一聖四君が陣亡(戦死)し、一君が柱に吊るされている。
                      到目前为止,金鳌岛的一圣九君所布下的十绝阵,已有六阵被破。一圣四君阵亡(战死),还有一君被吊在阐教芦蓬的柱子上。
                      「これ以上、道兄たちを死地に追いやるに忍びない」と聞仲は、残る四陣の陣主——烈焰陣の白天君、紅水陣の王天君、紅沙陣の張天君、落魂陣の姚天君を野営の陣屋に集めて言う。
                      “够了!我再也不忍心把道兄们逼入死地了!”闻仲把剩下的四阵阵主——烈焰阵的白天君、红水阵的王天君、红沙阵的张天君还有落魂阵的姚天君召集到大本营的阵屋内,发出了感慨。
                      「オレを助けるために、あたら道友たちは千年の修行を無に帰して命を落とした。悔いても先にたたず、断腸の思いである」と涙をポタポタと落とす。
                      “真是可惜啊!道友们为了救我,竟白费了千年的修行而丧命于此地!事到如今,我悔之晚矣!真令我悲痛欲绝也!”闻仲再也忍不住,眼泪吧嗒吧嗒地掉了下来。
                      「なに、すべては自分の責任においてなしたこと。それに、すでに勝負がついたわけではない。いや本物の勝負はこれからだ。気を落とすことも、嘆くこともあるまい」と四天君は聞仲を慰める。
                      “什么啊?这一切都是我们自己的责任!现在哪能丢下你不管!而且现在胜负还没有完全分出!不!真正的胜负手还在后头呢!你现在不用泄气!更不需要叹息我们的死亡!”四天君安慰闻仲道。


                      IP属地:安徽来自Android客户端33楼2020-01-01 09:55
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                        しかし聞仲は、残る四つの陣で奇跡が起こるとは思えなかった。玉虚宫の十二大弟子は、金鰲島の一聖九君に比して、やはり一日の長がある。いや一日の長どころか、截教徒はその序列が闡教ほどに判然とせず、称号もまた免許ではなかったから「聖母」や「天君」を名乗っていても、彼ら十二大仙とは、その実力に格段の差がある、と聞仲は認めざるを得なかった。
                        尽管如此,闻仲还是认为,在剩下的四个阵中,不会发生任何奇迹。比起金鳌岛的一圣九君,玉虚宫的十二大弟子还是有一日之长的。不!岂止是一日之长!就连截教徒的序列也不如阐教那般清楚,更何况这些称号又不代表他们已经得到了免许皆传。因此闻仲也不得不承认,即使他们自称为“圣母”和“天君”,与十二大仙的实力相比,也还是有相当大的差距的。
                        闡教の大本山、玉虚宫の十二大弟子と对等に術を競える者と言えば、当然に、截教の大本山碧遊宫の大幹部をおいて他にはないだろう。その中の一人が金霊聖母であり、彼女は聞仲の老師であった。だから本来なら、金霊聖母に泣きつけばすむことである。しかし聞仲は下山に際して、下界のことは仙界に持ち込むな、と言い渡されていた。
                        说起来,如果要找一位能与玉虚宫(阐教的大本营)十二大仙对等较量道术的人,毫无疑问,除了碧游宫(截教的大本营)的大干部以外,就没有其他人了吧?在碧游宫的大干部中,有一人名为金灵圣母,正是闻仲的老师。因此,按理来说,闻仲本来只需要上碧游宫找金灵圣母哭诉就可以了。但金灵圣母却在闻仲下山之时告诫过他,不要随便将下界的事情带到仙界中去。
                        そういうわけで金霊聖母に泣きつきもならず、碧遊宫に救援を求めることもかなわないとなれば、どこの誰にこの急場を助けてもらえばよいのか?
                        因此,闻仲现在也不能去找金灵圣母哭诉。但如果他无法向碧游宫求救的话,又有谁能在这个紧急关头帮到他呢?
                        そうやって考えめぐらしていた聞仲の腦裏に、ふと趙公明の姿が浮かんだ。聞仲は、さっそくそれを金鰲島の四天君に告げ、黄花山の四天王と吉立、余慶に留守を頼んで、娥媚山の羅浮洞に趙公明を訪ねる。
                        闻仲左思右想,脑海里突然浮现出赵公明的身影。他立刻将此事告知给金鳌岛的四位天君,并让黄花山的四天王和吉立、余庆留守大营。之后闻仲便驾墨麒麟去峨嵋山罗浮洞拜访赵公明去了。
                        趙公明は親愛の情を表わして聞仲を迎えた。
                        赵公明带着亲爱之情欢迎了闻仲的到来。
                        「どういう風の吹きまわしで現われたのじゃ聞道兄。繁華な下界の金屋で富贵を享楽しておればこそ、たまには道門の光景を想い起こして、清淡な洞風に当たるため訪ねて来るものじゃよ。ともあれ、よく忘れずに来てくれた」と趙公明はよろこぶ。
                        “闻道兄,什么风把你给吹来了?莫非你在下界的繁华金屋中享受惯了富贵,偶尔想起了在道门学艺的光景,于是便想来我这儿吹一下清淡的洞风?如果是这样,你下次别来找我了!不过无论如何,你还是没有忘记我!这真真是极好的!”赵公明欢喜地笑道。
                        「ところで朝歌の住み心地はどうじゃな?」と聞く。
                        “对了!闻道兄你在朝歌住得怎么样啊?”赵公明又问道。
                        「うむ」と聞仲は気のない返事をして溜息をついた。
                        “唉……”闻仲无心回答这个问题,还深深地叹了一口气。
                        「おい何があったのじゃ。顏を見せる早々、溜息とは、ただごとではなさそうだね」
                        “喂!你到底发生什么事了?为何一看到我的脸,你就叹气?你这次来找我,不是为了一般的事情吧?”
                        「そうなんだ。実はいま西岐城下で立ち往生している」
                        “就是你想的那样!其实我现在在西岐城下进退两难啊!”
                        「へえ、キミを立ち往生させるほどの相手が下界にいるのかね?」
                        “不会吧?你在下界还有能让你进退两难的对手?”
                        「それが、玉虚宫の燃燈と十二大弟子なんだ」
                        “就是玉虚宫的燃灯和十二大弟子!”
                        「なに、それはけしからん。なんであの連中が下界のことに干涉しやがるんだ。よし、オレが文句をつけてきてやる」
                        “你说什么?那真是太不像话了!为什么那帮家伙还会在下界干涉你的事情?好!我来帮你去找他们要个说法!”
                        「おそらく、文句をつけるではすむまい」
                        “你出面的话,他们应该不会有意见吧?”
                        「なんで?」
                        “为什么这么说?”


                        IP属地:安徽来自Android客户端34楼2020-01-01 09:56
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                          「実は最初、干涉のために下山したのは、その弟子たちだった。それで当方でもやむなく金鰲島の一聖九君に救援を求めたのだが、そうすると燃燈があの連中を連れてきおったんだよ。すでに金鰲島の道友のうち五名が命を落としている。皆殺しにするつもりでいるようだ。もはや、文句をつけてすむことではない」
                          “其实最初,为了干涉我伐西岐而下山的,只是那些阐教的三代弟子而已。但后来他们使我大败一场,我不得已只好向金鳌岛的一圣九君求援。可这样一来,燃灯就把那帮家伙给带过来了。目前已有五位金鳌岛的道友因此而丧命。那帮家伙好像打算将一圣九君全部杀光。这已经不是找他们发发牢骚就能解决的事情了。”
                          「言うことを聞かなければ、相手になってやるさ。とにかく樣子を見てこよう」
                          “哎呀!不管怎样也好。既然他们不听你的话,那就是我的对手了!”
                          「いや、樣子を見てこようなどと呑気に構えていたら失敗する。相手の魂胆は明らかだし、その手の内も知っているのだから、なんぞ決め手になる秘密兵器でも調達できればよいのだが、なにか方法はないだろうか?」
                          “不!如果你对他们掉以轻心,只是心不在焉地去看看情况的话,那你很快就会败在他们手上的!对手的心思很明显!这你心里也是知道的。如果我们也能想办法准备一些能决定胜负的秘密武器就好了!对此你有什么办法吗?”
                          「いや調達の必要はない。まだ誰も知らないが、すごいのを持っているんだ」
                          “没有准备的必要!尽管目前还没有人知道,但我有很了不起的东西!”
                          「ほお、それは心強い。ぜひ頼むよ」
                          “啊!那我就放心了!一切就拜托你了!一定要来啊!”
                          「よし、ことは緊急を要するだろう。ひと足先に帰ってくれ。すぐあとから追いつく」と趙公明は聞仲を送り出す。そして洞童に留守を言いつけ、黑い虎にまたがると、陳九公、姚少司の両門人をしたがえて、洞府を出た。
                          “好!事情应该很紧急吧!你先走一步吧!我会紧跟在你后面的!”赵公明将闻仲送了出去,随后便吩咐洞童,让他们在家留守。做完这一切后,赵公明跨上黑虎,带着陈九公和姚少司两位门人,离开了洞府,往西岐方向而去。


                          IP属地:安徽来自Android客户端35楼2020-01-01 09:57
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                            第四九回 武王が紅沙陣に陷閉される
                            第四九回 武王失陷红沙阵
                            辛環の右肩の肉を咬みちぎった哮天犬は、そのまま楊戩の手許に戻った。しかし辛環は、再び襲いかかってくるかも知れない、と危懼する。右の翼をはげしく動かすと、肩の傷口から血が滴った。それでも辛環は、必死に両翼を羽ばたかせて、城下の野営に飛び帰る。
                            尽管哮天犬咬下了辛环右肩上的肉后,就乖乖地回到了杨戬的手中,但辛环此时却非常害怕。他不知道自己会不会受到哮天犬的再次袭击。他猛烈地抖了下右翼,鲜血便从肩上的伤口中淌了下来。尽管如此,辛环还是拼命地振翅高飞,回到城下的商军大营之中。
                            空から轅門に降りた辛環は、出血多量で目が眩んだ。足元が定まらずに、いくどもよろける。その姿を見て、聞仲は事態を察知した。釘頭七箭書を奪いそこなったことは明らかである。そして陳九公と姚少司は落命したに相違ない、と思わず天を仰ぐ。
                            辛环在辕门处从天而降。由于出血过多,他此时早已头晕目眩。他脚步不稳,几度摇晃,直欲摔倒在地。闻仲见到辛环的身影,仰天长叹,只觉事态严重了起来。很明显,辛环他们没能成功夺走钉头七箭书,而且陈九公和姚少司必然已丧命于岐山。
                            それを趙公明に知らせるのは気が重かった。しかし、咬み傷に特効のある藥丹が、趙公明の葫蘆に入っている。先日、趙公明自身がやはり哮天犬に咬まれた傷は、その藥丹でたちどころに癒った。それを聞仲は見て知っている。辛環の傷は一刻も早く手当をしなければならない。重い足をひきずって、聞仲は趙公明の休んでいる部屋に入り、藥丹をもらいがてら陳九公、姚少司の死を告げた。
                            闻仲的心情十分沉重,不知道是否该将此事告知赵公明。但是赵公明的葫芦里装有对猛兽咬伤有特效的丹药。前几天赵公明自己被哮天犬咬伤的伤口,就是被那种丹药即刻治愈的。闻仲看得出来,辛环的伤口必须尽快得到治疗。几番思虑后,他还是拖着沉重的脚步,走进了赵公明休息的营帐。在拿到丹药的同时,顺便将陈九公和姚少司的死讯向赵公明告知了。
                            二人の死を聞いて趙公明がカッと両眼をむく。不意に立ちあがろうとして、椅子から転げ落ちた。そして、助け起こそうとした聞仲に取りすがって哀願する。
                            听到两人的死讯,赵公明突然就瞪圆了双眼。他不经意间想要站起,却一下子就从椅子上摔了下去。闻仲想要把他扶起来,可赵公明却只能靠在他身上,发出了阵阵哀求。
                            「頼む、助けてくれ。このままだと間違いなく殺される。あの七箭書を、なんとかして奪い取ってくれ。是非にだ。頼む」と涙を浮かべた。絕望で顏が引きつれる。すでに力の抜けていた手足が震えた。潤んだ目が死の恐怖に怯える。
                            “求你!救救我!再这样下去,我一准会被陆压杀死!那个七箭书,请想办法给我夺过来!一定要做到!拜托了!”赵公明此时十分绝望。他面色苍白,流下了一道道眼泪,就连早已没有了丝毫力量的手脚也在不断颤抖着。在他湿润的目光中,饱含着因死亡的恐怖而带来的害怕和无助。
                            「わかった。かならず奪ってくる。心配なさるな」と聞仲も目に涙をにじませた。そして葫蘆から藥丹を取り出すと、大股で步み去る。辛環の傷を急いで手当しなければならないからでもあった。それより、死に怯える趙公明の顏に、いたたまれなくなったからである。
                            “我明白了!你不要担心!一定会帮你抢来的!”闻仲的眼里也渗出了泪光。然后,他从葫芦里取出丹药,大踏步地离开了。他即使再同情赵公明的遭遇,也不得不赶紧给辛环治伤。更何况,赵公明那害怕死亡的脸,让他再也没办法看下去了。
                            藥丹を嚙み砕いて、辛環の肩の傷口に塗りつける聞仲の目から、とめどもなく涙が滴り落ちた。
                            辛环嚼碎丹药后,将其涂在自己肩膀的伤口处。闻仲一放下心来,眼泪便无止尽地落了下来。
                            ——仙界にその名をとどろかせた一人の道者が、死に瀕して怯えている。彼を死に追いこんだのは自分だ。逆に助けを求められて、調子よく引き受けたものの、楊戩、哪吒はともかく、あの陸圧がそこにいる限り、あの七箭書を奪うことは出来そうにもない——と聞仲は悲嘆にくれる。
                            ——说实话,在仙界里的任何人一听到赵公明这个名字都会吓一大跳。然而这样一位道人在濒临死亡的时候竟也如此胆怯。事实上,逼死赵公明的正是他自己。现在赵公明反过来向闻仲求助。尽管闻仲顺利接受了这个请求,但姑且不论杨戬和哪吒,只要陆压在那里,七箭书就不可能被夺走。——闻仲悲叹道。
                            無理とは承知で聞仲は、それでも金鰲島の残る二陣主、紅水陣の王天君と紅沙陣の張天君に、相談をもちかけた。しかし二人とも、やはり陸圧をおそれて首をタテには振らない。
                            尽管明知赵公明的请求是无法办到的,闻仲还是和剩下的两位金鳌岛阵主——红水阵的王天君和红沙阵的张天君商量了一下。然而,从未轻易摇过头的两位阵主却对陆压表现出无比的恐惧,坚决否定了赵公明的请求。


                            IP属地:安徽来自Android客户端36楼2020-01-02 23:58
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                              そして翌日、燃燈道人がやはり十二大仙を率いて、紅水陣の前に現われた。いつもの顏ぶれから、姜子牙と楊戩、哪吒、雷震子が抜けている。かわりに五夷山の曹宝散人が加わっていた。
                              次日,燃灯道人仍是率领十二大仙,出现在红水阵前。与之前的老面孔不同的是,姜子牙与杨戬、哪吒、雷震子并没有出现,取而代之的是五夷山的曹宝散人。
                              曹宝散人は退屈まぎれに、自分から見物を申しでたのである。妙な野次馬根性をおこすでない!——と霊宝大法師は曹宝が一行に加わることを、なんとか阻止しようとした。しかし曹宝散人はその真意を理解しかねて、一行に加わる。
                              曹宝散人是因为无聊,主动说要来看热闹的。你不是小孩子了!别怪里怪气地跟着起哄!——虽然灵宝大法师想方设法阻止曹宝,但曹宝散人难以理解他的本意,仍然加入了他们的行列中。
                              果たして、符陣の前に到着すると、やぶから棒に、燃燈道人が紅水陣破りに曹宝散人を名指した。曹宝は一瞬、戸惑いの色を露わす。しかし彼は散人である前に、やはり男であった。笑顏をつくって進み出る。
                              果不其然,一到符阵之前,燃灯道人就凭空生事,指名曹宝散人去破红水阵了。曹宝在一瞬间露出了困惑的神色,但他除了是个散人,更是个男子汉,便装出了笑容走上前去。
                              「曹兄、なぜこのようなところへ顏など出すのじゃ」と王天君が不可解な顏をした。二人は古い知己である。しかし曹宝散人は答えずに、苦笑を浮かべて陣内に入った。陣内には八卦台がある。台の上に葫蘆が三つ列んでいた。王天君は、曹宝散人が攻擊兵器を持たないことを知っている。
                              “曹兄,你怎么往这种地方露脸啊?”王天君一脸莫名其妙的表情。他们两人其实算是老知己了。但是曹宝散人没有回答,只是苦笑着走进了阵内。阵内有八卦台,台上排着三个葫芦。王天君知道曹宝散人没有攻击的武器。
                              「これは一体、どういうことなんだ?」と王天君があらためて聞く。
                              “这到底是怎么回事?”王天君再次问道。
                              「天数と呼ばれるものが、あるんだそうな」
                              “据说,这个宇宙中有被称为天数的东西,对吧?”
                              「バカ言っちゃいかん。そんなのこけおどしのたわ言だ」
                              “别说傻话了!那是唬人的胡言乱语!”
                              「いや、十絕陣の八陣がすでに破れたのが、そうではないのか?」
                              “不,十绝阵已有八阵被破了,不就是因为天数吗?”
                              「関係ないさ。争いに勝敗はつきものだ」
                              “跟天数无关吧!有斗争就必然会有胜败啊!”
                              「そうかな」
                              “是这样吗?”
                              「なんで料見を変えたのじゃ。キミが争いにかかわり合ってはいけない。それが五夷山のモットーではなかったのか?」
                              “我没想到,你的看法怎会变成这样?不要参与斗争,这不是五夷山的座右铭吗?”
                              「いや、この宇宙に争いから逃がれられる空間なぞない、と悟ったのだ。兄貴(蕭升)が死んだこと知ってるだろ。五夷山の洞府は、すでに閉めた」
                              “不!我已经明白,在这个宇宙里,没有可以逃避斗争的空间!你知道我的兄长(萧升)去世了吗?五夷山的洞府早已经关闭了。”
                              「ならば下界に下りて安逸に暮らせ」
                              “那就下凡,去下界安逸地生活吧。”
                              「いや、落宝金銭という宝貝がオレの手にある限り、それも出来まい」
                              “不!只要落宝金钱这个宝贝还在我手里,我就不可能有安逸的生活!”
                              「なら捨ててしまえばよい」
                              “那就把它扔了吧。”
                              「どこに捨てたか、とつきまとわれるさ」
                              “我会到处被人缠住问,把它扔在了哪里,对吧?”


                              IP属地:安徽来自Android客户端37楼2020-01-02 23:59
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